17/11/26

自分自身について語ってみる

世の中にはいろいろな性格判断の方法があるけれど、「なるほど、これは当たっているな」と感じたことはこれまでほとんどなかった。血液型で性格を判断するなんていうインチキな方法はもちろんのこと、たくさんの質問に答えて性格を判断するテスト形式の方法でも、自分の性格を正確に(いや、シャレではなくてね)判断できていると感じるものはほとんどなかった。



この前、図書館でエニアグラムに関する本を読んだ。エニアグラムとは、人間の性格を9つのタイプに分類する方法らしい。どうせこの方法もあてにはならないんだろうと読んでみたところ、案の定、どのタイプを読んでも、自分の性格に一致するタイプが見つからない。しかし、タイプ5の説明を読んだときに、これって自分そのものじゃないかと思うほどあたっていた。

タイプ5の特徴としては、研究者タイプの人間で、知識をため込むことが好きだが、積極的に他人とかかわろうとはせず、プライベートの時間を大切にする傾向があるということだ。向いている仕事としては、研究職など、ひとつのことを深く掘り下げて調べるような仕事が向いているらしい。ネットで検索したタイプ5の特徴を以下に書いてみる。

- 物事をじっくり考え、慎重に行動する。
- 感情に流されず常に冷静で的確な判断ができる。
- 一人の時間、パーソナルスペースが大事。
- 独立独歩。依存しないし、されたくない。
- 無欲。欲しいものはあまりない。
- 世渡り上手な人や要領の良い人、いい加減な人を見ると「なんだかな」と思う。
- やってることを中断させられたり、邪魔されることが嫌い。
- 自分の時間を人に奪われるのも嫌い。
- 一つのことに没頭したい。
- 物静かだがユーモアのセンスがあり、隠れた人気者。
- 孤独な時間に空想を楽しむ。
- 実は人が好き。でもずっと人といると疲れる。
- 短時間会って、後で一人でその時の会話や出来事を反芻して楽しむ方が好き。
- 知識は豊富だが、あまりそれを積極的に人に教えたり、表現したりしようとはしない。
- 行動力・実行力はない。

最初の「物事をじっくり考え、慎重に行動する」と「感情に流されず常に冷静で的確な判断ができる」というのは、ちょっと外れているなという気がするけれど、あとはすべてそのとおりだ。特に、最後の「行動力・実行力はない」というのはまったくそのとおりで、そこまではっきり言わなくても、と思ってしまう。「欲しいものはあまりない」というのも当たっている。

「世渡り上手な人や要領の良い人、いい加減な人を見ると「なんだかな」と思う」というのもそのとおりで、規則を守らない人を見るとイラっとする。すべての人が規則を守って整然と行動している状態というのが自分にとっての理想で、そうした状態を乱す人が許せないという傾向がある。たとえば、自転車で車道の右側を平気な顔して走っている人に遭遇したりすると、かなりイラっとする。

「一人の時間、パーソナルスペースが大事」、「やってることを中断させられたり、邪魔されることが嫌い」、「一つのことに没頭したい」などはまさにそのとおりで、何かに集中しているときは、だれかに邪魔されたくない。昔から周囲の人に、「仕事しているときはなんだか怖くて近寄りがたい雰囲気がある」と言われてきたけれど、意識的にそういう雰囲気を出して周囲から自分をシャットアウトしようとしている部分があるのかもしれない。

「孤独な時間に空想を楽しむ」というのもそのとおりで、子供の頃から一人であれこれと空想するのが好きだった。面白い本を読んだあとに、自分や友達をその本に出てくるキャラクターに当てはめてオリジナルのストーリーを作ったりして楽しんでいた。いまでも、いきなり足が速くなって今度の東京オリンピックの100メートルで金メダルを獲る、みたいなバカな空想をしたりすることがある。

このタイプの人間が決してしないことは、「結婚式や同窓会の司会。自宅で大きなパーティーを開くこと」らしい。たしかに、こんなことは絶対にやりたくないし、だれも自分にこんなことは頼まないだろう。とにかく、大勢で群れたりするのが苦痛だし、他人の輪の中に積極的に参加するなんてことも大の苦手だ。何かの世話役とか進行役を任されたりすると、逃げ出したくなる。

このタイプの人間が嫌うのは、「やってることを中断させられたり、邪魔されること」、「複数の仕事を長期に渡って同時進行させられること」、「むやみに権力を行使されること」らしい。これも当たっている。複数の仕事を同時進行するなんていう器用なことはできないから、とくにかく一つの仕事に集中して片付けていく。「むやみに権力を行使される」のはだれでも嫌いだろうが、自分は特にその傾向が強いと自覚している。

このように、あまりにも当たりすぎていて怖いくらいだ。いままで、いろんな性格判断を試してみて、そのあまりの当たらなさ加減に、「そもそも人間なんてものは、そんなに簡単に分類できるほど類型的な存在ではないんだ、少なくとも自分は、そんなに類型的な人間ではないんだ」などと思っていたが、このエニアグラムに限っては、どうやら自分は思い切り類型的な人間であるらしい。



今週の覚書一覧へ

TOP