17/09/10

オムニバスでいこう

北朝鮮が調子に乗っているようで、アメリカは躍起になって厳しい制裁を課そうとしているけれど、やめておいたほうがいい。事態がこうなってしまった以上、いまさらどんな策を講じてもどうにもならない。アメリカが提案しているように、北朝鮮に対して石油の輸出を禁止したら、北朝鮮にとってはまさに壊滅的な打撃を受けることになる。

石油の輸出を止められた北朝鮮が改心して、やっぱり核兵器の開発はやめます、なんて言い出すはずがない。太平洋戦争のときの日本を考えてみればわかる。日本もアメリカから石油の輸出を止められて、だったら東南アジアの油田を開発するしかないという理由で開戦に踏み切った。追いつめられた北朝鮮がヤケになって韓国や日本にミサイルを撃ち込む可能性は十分にある。

事実上、すでに核兵器を保有してしまったからには、追いつめてしまっては逆効果になるのは明らかだ。プーチンも言っているように、どんな制裁を課したところで、北朝鮮が核を放棄することはないだろう。ではどうすべきかといえば、どんな挑発を仕掛けてきても、はいはい、またやってるよ、ご苦労なことだね、くらいの感じでスルーするしかないと思う。

いちいち大げさに反応するから、北朝鮮も調子に乗ってしまう。とりあえずは適当な制裁を課し、資金源をじわじわと断ちながら時間稼ぎをして、北朝鮮がクールダウンするのを待つしかないと思う。その先のことは、またそのときに考えればいい。とにかく、いまのままでは、本当に戦争になってしまう。そうなったら、真っ先に狙われるのは間違いなく日本だ。それだけは避けてもらいたい。

ネット上では、アメリカは早いところ北朝鮮をたたくべきだ、なんていう意見を目にするけれど、とんでもない。そんなことをしたら、報復措置として真っ先に日本が攻撃される。韓国を攻撃すれば、いきなり本格的な地上戦が展開されることになり、北朝鮮に勝ち目はない。だったら日本を攻撃しようということになる。ネトウヨ君たちは、あまり無責任なことを書かないでほしい。

ということで、ついに桐生君が日本人初の9秒台をマークした。9月9日に9秒台ということで、なんだか縁起がいい。最近の日本短距離界の充実ぶりはすごくて、いつだれが9秒台を出してもおかしくない状況だった。ただ、自分としては、桐生君に日本人初の9秒台ランナーになってほしかった。それだけに、今回の快挙は素直にうれしい。

桐生君は高校3年生のときに10秒01という記録を出して一気に注目され、それ以来ずっと9秒台を期待されてきたが、10秒0台は何度も出すものの、なかなか9秒台を出せずにいた。その間に、山縣君やサニブラウン君や多田君など、ライバルが次々に現れ、相対的に桐生君への期待や注目も落ちてきて、本人も胸中は穏やかではなかっただろう。

特にサニブラウン君の成長は驚異的で、あの日本選手権の決勝レースでも、雨さえ降っていなければ9秒台が出ていてもおかしくはなかった。しかし、父親がガーナ人ということで、純粋な日本人ランナーではないということがひっかかる。もしサニブラウン君が先に9秒台を出していたら、メディアの反応もちょっと複雑なものになっていたかもしれない。ただ、もう9秒台が出たわけだから、これからだれが9秒台を出しても、素直に喜べそうだ。

それにしても心配なのが、キセノンこと稀勢の里だ。今場所も休場ということで、これで3場所連続で休場ということになった。つまりは、あの劇的な逆転優勝以来、一度もまともな相撲が取れていないということになる。頑丈さだけが取り柄のキセノンがこれだけ苦しんでいるということは、あのときに負ったケガは、自分たちが想像するよりもずっと深刻な状態なのだろう。

いまとなっては、優勝した次の場所に無理をして出場したのがいけなかったとか、そもそもケガをした時点で休場すべきだったとか、考えてもしかたのないことをいろいろと考えてしまうが、もしかしたらキセノンの力士生命はあの日馬富士との取組で断たれてしまったのかもしれない、なんてことまで考えてしまう。もちろん、ファンとしてはキセノンに力強く復活してもらいたいとは思っているけれど、もう31歳だし、無理もきかなくなっているだろう。

それにしても、相撲ファンのだれもが見たいと思っているであろう、横綱同士での稀勢の里と白鵬の取組が、まだ一度も実現していないというのがなんとも残念だ。いまのところ、キセノンが白鵬に3連勝していて、横綱同士での対戦でキセノンが白鵬に勝てば、その力関係が完全に逆転すると期待していただけに、この状況は残念でしかたない。

4人の横綱は全員が30歳を超えているから、ここから一気に世代交代が起きるのかもしれない。しかし、そうなると横綱候補の一番手として名前が挙がるのが照ノ富士ということになるから困る。あの力任せで細かい技なんて何もない相撲が、自分はどうしても好きになれない。高安にしても、かち上げは強烈だけど、それだけで横綱になれるとも思えない。ということで、やっぱりキセノンの復活を期待してしまうのだ。



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