17/09/03

夏休み明けの自殺について考えてみる

中高生の自殺が一番多いのは、夏休み明けの9/1らしい。今年は9/1が金曜日に当たるから、1日だけ学校に行けばすぐにまた休みということになり、今年に限っては9/4の月曜日も自殺が多くなるかもしれない。成人の場合も、自殺が一番多いのが月曜日らしいので、大人も子供も、休み明けに死にたいほどブルーになってしまうのは共通しているようだ。



自分が中学生のときには、さすがに夏休み明けに自殺するヤツはいなかったけれど、クラスで2人ほど不登校の女子がいて、その子たちも夏休み明けから学校に来なくなったような記憶があるので、長い休みが明けて久しぶりに登校するというのは、想像以上のプレッシャーがかかるものなのかもしれない。ただ、その子たちは特にいじめられている様子でもなかったので、何が原因で不登校になってしまったのかはいまだにわからない。

自分にしても、特に充実した学校生活を送っていたわけでもなく、毎日学校に行くのが楽しくてしかたないということはなかったけれど、学校に行くのが苦痛でしかたがないということもなかった。まあ、特にこれといった問題もなく、普通に学校に通う大勢の中の一人だったと思う。部活にも入っていたし、好きな女子もいたしで、学校生活をそれなりに楽しむくらいの余裕はあった。

だから、自殺したくなる人の気持ちはよく理解できないけれど、おそらく、学校に自分の居場所がないと感じてしまうのが大きな原因なんだろうという気はする。自分の居場所がないと感じるのは、周囲の人間が自分の存在を認めてくれないということだから、それは辛いことだろう。要はシカトだ。いじめの場合にしても、いじめる側がいじめられる側の存在を否定しているから起きるわけであって、シカトもいじめも根っこの部分は同じだ。

自分の居場所を作るにはどうすればいいかというと、他人が一目置くような何かを持つことだと思う。たとえば、ルックスさえよければ、それだけでほとんどの場合はオッケーだ。見た目がいいというだけで、周りはチヤホヤしてくれる。スポーツが得意というのも、大きなアドバンテージになる。運動神経抜群でスポーツ万能のいじめられっ子なんて、これまでに見たことがない。

ただ、ルックスにしても運動神経にしても、どちらも生まれつきのものだから、努力しだいでどうこうなるものではない。であれば、勉強を頑張って優等生になるという方法もある。スポーツも勉強もダメとなれば、お笑い路線でクラスの人気者になるという手もある。それもダメならば、何か一つの趣味を極めて、その分野ではだれにも負けないくらいの知識や技術を身につけるという方法もある。

それはともかく、一番大事なことは、学校に行くのが辛いからといって自殺なんてするなということだ。夏休み明けの自殺にしろ、ブラックな職場環境で働く会社員の自殺にしろ、自分が不思議に思うのは、死ぬほど辛いのであれば、そんなクソみたいな学校になんて行かなければいいし、そんなにブラックな会社なんて辞めてしまえばいいのに、なぜわざわざ死を選ぶのかということだ。

まずは逃げろよ。なぜ短絡的に死を選ぶのか。一時的にせよ、そこから逃げればとりあえずは楽になれるじゃないか。一番大事なのは、自分の命じゃないのか。

自分は、何か辛いことにぶち当たると、その問題に真正面から取り組んで解決しようなんてことは考えない。まあ、少しは考えたりもするけれど、困難なことを乗り越えていくだけの能力がないことは自分が一番よくわかっているので、できもしないことに頭を悩ませるなんていうムダなことはしない。「困難なことからは逃げる」というのが、自分にとっての唯一の選択肢だ。

そんな感じだから、システムエンジニアをしていた頃は何度か転職をした。転職の理由としては、自分がやりたい仕事と違うとか、会社の仕事のやり方が気に入らないとか、そもそも社風が合わないとか、そういった漠然とした理由なのだけれど、実際には、一つの会社で仕事を続けているとなんだか仕事自体がイヤになってしまって、もっと楽な環境で仕事をしたいと考えてしまうというのが本音だった。

以前にも何度か書いているけれど、システムエンジニアという仕事自体がイヤでイヤでしかたがなかったから、こういう考え方になってしまう。SEとして仕事を続けていく限り、何度転職をしても根本的な問題解決にはならないとわかっていながら、目先の楽さだけを求めて面接に臨んでいた。条件としては、給料はそこそこで、なるべく雰囲気の緩そうな会社という、いまから考えても非常になめた条件だった。

面接では、当然転職の理由を聞かれるわけで、なるべくネガティブな感じにならないように、自分がやりたい仕事と違うからですとか、会社の仕事のやり方に納得できないからです、などと答えるのだが、あなたはそのことを改善するための努力をしましたか、なんてことを聞いてくる面接官もいたりした。こういう質問をするのがマニュアルとして決まっているのかもしれないが、なんてバカな質問なんだろうと思った。

何の肩書もないヒラ社員なのに、数百人規模の会社の仕事のやり方を変えるなんて、そんな大それたことができるわけがない。そんなことができる能力があるなら、わざわざサラリーマンなんてしなくても、自分で起業した方がずっと早い。まあ、そんな本音を答えたらその場の空気が凍り付いてしまうのは間違いないので、適当にごまかしながら、こんなバカな質問をする会社には採用されなくてもいいや、なんて思っていた。

なんだか話がそれてしまったが、結論としては、死ぬくらいなら逃げた方がいいよ、ということだ。困難なことから逃げてばかりいたら、ロクな人間にならない、なんてことを言う人もいるけれど、そんなことを気にする必要はない。まあ、たしかにロクな人間にならないかもしれないが、そもそも立派な人間になる必要もない。他人に迷惑をかけない程度の人生を送ることができれば、それで十分だと思う。



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