17/05/14

内職作業の進め方を紹介してみる

貧乏暇なしという言葉のとおり、現在もセコセコと翻訳の内職仕事を続けているわけだけれど、「暇なし」というのはちょっとばかり大げさで、今年は去年よりも受注量が少ないため、「貧乏だけれど適度にヒマはありますよ」くらいの感じだ。こういう仕事は、先方からの発注をひたすら受け身で待つしかないため、やる気はあっても、仕事量を自分の意志で増やすことができないのが難点だ。

発注があるのは、水曜日や木曜日ということが多い。自分の場合は週末限定での作業になるため、月曜日の朝までに納品するというスケジュールになる。金曜日の夕方ギリギリになって発注の打診がくることもたまにあるが、よほどのことがない限り、即答で仕事を受けることにしている。今週はゆっくりしたいから仕事は断ろう、なんていう選択肢は自分の中にはない。

週末2日分の仕事として5,000ワードくらいの作業を受けると、まずは土日の天候をチェックする。2日とも雨交じりの予報が出ている場合は、2日かけてゆっくり作業をするかということになって特に問題はないのだが、そんなことは滅多になくて、どちらかは晴れるという予報が出ることが多い。あるいは、2日とも絶好のお出かけ日和になるという場合も少なくない。

自分が一番嫌いなのが、天気がいいのに家の中にいなければならないという状態だ。きれいな青空が広がっているのをうらめしく眺めながら家の中にいることほど気がふさぐものはない。だから、そうした状態を避けるために、無理やりにでも早起きして仕事をし、なんとか日中の数時間だけでも外出できるように作業を行うことになる。土日の2日とも晴れるという予報が出た場合は、朝の2時くらいに起きて仕事をすることもある。

仕事を受注すると、その日のうちにGoogleドライブ経由で作業データ一式が送られてくるので、そのデータをダウンロードして作業の準備を行う。その際、ファイルの内容をざっと確認して作業の難易度を判断する。ほとんどの場合、それほど難しい内容にぶつかることはないのだが、たまにマニアックな内容にぶつかることがあって、そんなときには普段の2割増しくらいの作業時間を見積もる。

さて、土日は2日とも天気がいいようだから、明日は頑張って2時に起きよう、となると、作業の準備を終わらせてから、パソコンをスリープ状態にして床に就く。パソコンの電源を切ってしまうと、朝起きてパソコンを立ち上げるまでの時間がムダになってしまうからだ。パソコンを立ち上げてからツールを起動して作業用ファイルを開くまでの時間は10分くらいだけれど、その10分が惜しい。

以前は、夕食を食べて風呂に入ってから内職作業に取り掛かり、そのまま夜中の3時くらいまで作業してから寝る、というパターンで仕事をしていたこともあったけれど、これだとその後のリズムが乱れてしまうことに気付いたので、就寝時間だけは常に一定にしておいて、起床時間を無理やりにでも調整した方がその後の影響が小さくなることがわかった。

そうは言っても、朝2時起きはやっぱりつらい。顔も洗わないまま、頭がボーッとしている状態でそのままパソコンに向かって作業を始めるのだが、最初の30分くらいはなかなか調子が上がらない。ちょっと長い文章が出てきたりすると、何度繰り返して読んでも意味が理解できないという情けない状態になる。納品前に一通り見直しをするのだが、やっぱり作業開始直後の訳文にミスが多い。

そんな感じで無理やりに作業を進めていくと、作業開始から30分が経過したあたりでいきなり頭が勢いよく回転し出してくるのがわかる。こうなればしめたもので、後は特に苦労もなく、サクサクと仕事が進んでいく。朝7時くらいになると、シャワーを浴びて朝食の支度をし、朝食が終わったら掃除機をかけてクリーニング屋さんに行くなどの雑務をこなす。

こうした雑務で2時間くらいの中断が入り、その後9時くらいから1時間ほど作業して、10時に外出するというのがいつものパターンだ。朝2時から作業した場合、7時までに2,500ワードほどを翻訳し、9時から10時までの間に追加で500ワードくらいを翻訳するので、合計3,000ワードということになり、この時点で半分以上が終わったことになる(これから見直し作業や納品準備などがあるので、実際にはまだ半分も終わっていないのだけれど)。

それから図書館に出かけて何冊か本を借り、ラーメン屋で昼飯を食べ、気持ちのよさそうな公園のベンチに座って借りてきた本を読む。読み始めて30分もしないうちに睡魔が襲ってくるので、リュックを枕にしてベンチに横になり、そのまま昼寝をする。この時間がまさに至福のときだ。公園で寝るために睡眠時間を削るというのは、なんだか本末転倒みたいな気がするけれど、気持ちがいいからそんなことは気にしない。

ただ、それほど寝心地がいいわけでもないので、公園のベンチで寝られるのはせいぜい1時間くらいだ。目が覚めると、途中まで読んでいた本の続きを読み、夕方の気配を感じ始める頃に家に帰る。家に帰るとすぐにパソコンを立ち上げ、作業の続きを開始する。こんな感じで、土曜日は5,000ワードのうち4,000ワードくらいの翻訳が終わる。

日曜日はさすがに朝早くは起きられず、またそれほど早起きをする必要もないので、5時くらいに起きて作業を始める。10時くらいには5,000ワードの翻訳が一通り終わるので、とりあえず安心して外出し、気の向くままにママチャリを走らせる。ロードバイクに乗ってもいいのだけれど、朝10時というのはロードバイクで走り出すにはかなり遅い時間なので、内職仕事がある日にはもっぱらママチャリに乗っている。

この日も夕方くらいに家に戻り、見直し作業をしてからデータ一式をGoogleドライブ経由で納品して、めでたく作業完了となる。これは、土日の2日とも外出する場合のパターンなので、どちらか1日だけ外出する場合は、当然のことながらもっと作業スケジュールは緩くなる。無理やり外出なんてせずに、家の中でおとなしく仕事をしていればいいのだけれど、天気がいい日に家の中にいるというのがどうしても耐えられないので、こうなってしまう。



今週の覚書一覧へ

TOP