16/06/05

笑点の新メンバーが林家三平だと知ったときのたとえようのないガッカリ感

先週の日曜日は気持ちのいい天気で、特に予定もなかったので、ママチャリに乗って近所を適当にポタリングしていた。ロードバイクで100キロとか200キロとかの長距離を走るのも楽しいけれど、ママチャリでのんびりと走るのもまた別の楽しさがある。そんな感じであてもなく走っていたときに、今日の笑点では昇太さんが初めて司会者になり、新しいメンバーが発表されるということを思い出した。

時計を見ると、あと1時間くらいで笑点が始まってしまうのに、自宅まで1時間では難しいくらいの距離がまだ残っている。しかし、大喜利が始まるのは番組開始から15分後くらいだから、大喜利に間に合えばいいと考えれば、15分の猶予が生まれる。それならギリギリ間に合いそうだ。このあたりの距離と時間の感覚は、長いことロードバイクやママチャリに乗っていると、自然と身に着くようになる。しかも、かなり正確だ。

大喜利に間に合うようにママチャリを飛ばし、17:45になんとか家にたどり着いてテレビを点けると、すでに大喜利が始まっている。回答者の真ん中に黒い羽織を着た林家三平が座っているのを見た瞬間、たとえようもないくらいにものすごくガッカリした。そのときの気持ちをあえてたとえるならば、先場所の13日目の取組で、キセノンこと稀勢の里が自分十分の態勢になりながら最後は白鵬に負けたときと同じくらいにガッカリした。

笑点は子供の頃から見ていた。具体的には、三波伸介が司会者で、歌丸さんと小園遊さんが毒舌の応酬でやりあっていた時代から見ている。木久扇さんもその頃から「おバカ」キャラで頑張っていたし、現在はリハビリ生活を送っているこん平さんも、毎度毎度でかい声で「チャラーン!」とか言いながら、ものすごくつまらない回答で無理矢理その場を盛り上げていた。

そうは言っても、毎週欠かさず笑点を見るということではなく、時間が合ったときにたまたま見るという感じで、特に熱心なファンというわけではない。ただ、これほどの長寿番組になると、ときどき見るだけでもトータルではかなりの回数を見ているはずだから、笑点にはそこそこ詳しくなってしまう。そんな自分としては、先代の円楽さんが司会者を務めていた笑点は、あまり好きではなかった。なんとなく面白くなかったからだ。

しかし、歌丸さんが司会者になってからは、非常に面白くなった。回答者としての歌丸さんは、政治を皮肉るような回答をドヤ顔でしたりして、少しも面白くなかった。上手いと思うことはあっても、思わず大笑いしてしまうような面白い回答をすることは少なかった。しかし、歌丸さんが司会者になってからは、回答者からなにかとイジられ、座布団を取り上げるという形でやり返すという図式が完成し、安心して見られるようになった。

現在のメンバーの中では、小遊三さんが一番好きだ。あの泥棒ネタは鉄板で、同じネタなのに何度見ても笑える。好楽さんはつまらないけれど、こういうつまらない人がいてこそ、小遊三さんみたいな人のネタが光るわけだから、こういう人も必要なんだと思う。木久扇さんも、わざとらしいおバカネタばかりで少しも面白くないけれど、この人はずっとこのキャラで通してきたから、そういうものとして受け止めてあげるべきなんだろう。

腹黒いキャラクターを演じる円楽さんは、やっぱり面白い。回答も上手いし、司会者イジりも手慣れたものだ。抜群の安定感がある。大方の人たちと同じく、自分も新しい司会者は円楽さんだと思っていた。だから、昇太さんが新しい司会者に決まったときには、ものすごく驚いた。しかし、改めて考えてみると、円楽さんは回答者の方が合っているような気がしないでもない。

現在のメンバーの中で一番嫌いなのが、たい平さんだ。わざとらしいだけで、まったく面白くない。たい平さんの回答で笑ったことは、これまでに一度もない。師匠のこん平さんと同じように、ただ声がデカくて元気がいいというだけで、一つも面白くない。特にふなっしーネタがつまらない。あれをやられると、「コイツ、クソつまんねーな」と思わず声に出して大きく舌打ちするくらいだ。本当に大嫌い。

ただ、歴代の笑点メンバーを思い返してみると、たい平さんよりももっとつまらない人がいた。それは桂才賀だ。つまらないだけならまだしも、顔がとにかく怖かった。落語家といえば、いつも穏やかにニコニコと笑っている表情を思い浮かべるけれど、才賀さんの場合は人相が悪すぎて、笑っている顔も怖かった。なぜこんなにつまらなくて怖い人を笑点という人気番組に出したのか、いまだにわからない。

それはともかく、昇太さんの司会はけっこう上手だった。この調子で慣れてくれば、十分に面白い番組になると思う。ただ、一つ気になったのが、年上の人には「師匠」を付けて呼び、年下の人は「君」付けで呼ぶところだ。普段と同じように呼んでいるのだろうが、見ている方としてはちょっと気になる。年上も年下も区別なく、すべて「さん」付けで呼んだ方がずっとスッキリする。

ということで、司会者としての昇太さんには問題はないけれど、新メンバーの三平には問題がある。少しも面白くないのだ。いままでに、この人で笑ったことがない。正直なところ、偉大な父親の芸名である「三平」を名乗ることすらやめてほしいと思っている。なので、自分の中ではいまだに「林家いっ平」と呼んでいる。ついでに、兄貴の林家正蔵も、自分の中ではいまだに「林家こぶ平」のままだ。とにかく、この兄弟はつまらない。

いっ平の加入により、嫌いなメンバーが2人に増えてしまった。回答者6人のうちの2人が嫌いというのは、かなりキツイ。これからも笑点を見続けるべきかどうか、ちょっと悩んでしまう。木久扇さんももうすぐ引退するだろうが、その後釜として息子の木久蔵が新メンバーになったりしたら、もう絶対に笑点なんて見なくなるだろう。たい平、いっ平、木久蔵が並んでいる笑点なんて、絶対に見たくない。



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