16/01/10

いわゆる従軍慰安婦問題について

大してめでたくもないけれど、とりあえず新年最初の覚書なので、心のこもっていない挨拶をしたいと思います。明けましておめでとうございます。旧年中はいろいろとお世話になった覚えはないのですが、もしかしたら何かの形でお世話になったのかもしれないので、今年もよろしくお願いします。

などと、いつもの前フリをそっくりそのままコピペしてみたけれど、今年は新年早々大変なことになっている。サウジアラビアとイランがいきなり国交を断絶するというニュースを聞いたときにはさすがに驚いた。中東諸国の関係についてはややこしすぎてまったく理解できていないのだけれど、イランとサウジアラビアは仲が悪いということだけはなんとなく知っていた。

それにしても、いきなり国交を断絶することはないだろうと思うのだが、宗教が絡んでくると理屈だけでは解決できないものなのかもしれない。宗教というものは、心の平穏を保つためのものだと思うのだが、どうして宗派が違うというだけでこうも対立が激しくなってしまうのだろう。これでは、なんのための宗教なのかわからない。とにかく、イスラム教は怖すぎる。

いきなりと言えば、北朝鮮の核実験にも驚いた。相変わらずわけのわからないことをしてくる国だ。水爆と聞いて、その驚きは一層強くなったのだけれど、実は水爆ではなかったのではないかという見方もあったりして、本当のところはよくわからない。金正恩としては、ちょっと見栄を張って「(本当は原爆だけど)水爆完成しますた」と言ってみたかったのかもしれない。「冷やし中華始めました」みたいなノリで。

なぜこのタイミングで実験したのか、狙いはいったい何なのかなど、さまざまな憶測が飛び交っているけれど、こんなもの、深い理由なんてないに決まっている。金正恩は、ただ周りからかまってほしいだけなのだ。最近北朝鮮が注目を浴びていないから、ここらで核実験でもして目立っておかないと、くらいにしか考えていないのだろう。あれこれと理由を推測するだけムダというものだ。

関係ないけれど、金正恩は実はかなりのイケメンではないかと常々思っている。30キロくらいダイエットして今風の髪型にすれば、相当なイケメンになるのではないかと思うのだが、どうだろうか。なにはともあれ、あの髪型はないだろう。髪はたっぷりあるわけだから、わざわざ罰ゲームみたいな髪型にする必要はないのに、父親の真似をしているのだろうか。

ということで、年明け早々いろいろと気になるニュースはあるけれど、自分が一番驚いたのはいわゆる従軍慰安婦問題に関するニュースだ。去年の年末になって突然、従軍慰安婦問題の解決に日本と韓国が乗り出したわけだけれど、その時点では「どうせまたグダグダな感じになって解決なんてしないだろう」と思っていたのだが、電光石火の早業でいきなり解決してしまった。

ただ、年末の慌ただしいときにこうした交渉をするというのは、日本も韓国もかなり本気なんだろうなとは思っていた。終戦70周年と日韓国交正常化50周年という節目の年に、なんとしても年内中に解決したいという意気込みは伝わってきた。しかし、相手はあの韓国だから、いろいろとゴネまくり、日本としてもこれ以上相手にしていられないという感じで交渉が決裂するだろうと予想していたのだ。

そんな感じだったから、「最終的かつ不可逆的に解決した」というニュースを聞いたときには本当に驚いた。しかも、日本が出すお金はわずか10億円だなんて、ちょっと信じられないような条件での決着だ。いままで韓国からの執拗な非難に散々悩まされてきたのに、それがたったの10億円で解決できたわけだから、これはもう日本の外交的勝利と言っていいと思う。

ネット上の反応を見てみると、いわゆる「ネトウヨ」と呼ばれる人たちは、今回の決着について相当な不満を持っているようだ。すでに解決している問題なのに、なぜいまさら金を出して謝罪しなければならないのか、というのが大方の意見のようだ。たしかにそれが正論だと自分も思うけれど、外交問題というのは、正論ばかりでは解決できない。臨機応変に対応することも外交では必要だと思う。

今回の交渉で一番よかったのは、「最終的かつ不可逆的に解決した」という言質を韓国から引き出したことだ。日本にとって最も重要なことはまさにこれで、この言質を取りさえすれば、10億円なんていうお金はまさにはした金みたいなものだ。正式な文書として残していないのがダメ、みたいな批判もあるけれど、会見の場ではっきり明言したわけだから、しっかりと証拠は残る。

しかし、どうもよくわからないのが、なぜ韓国はこんな条件で問題の解決に同意したのかということだ。慰安婦問題は、韓国にとって日本を攻撃する最大の外交的カードであったはずなのに、こんなしょぼい条件で問題を解決してしまっては、この先日本を攻撃するときに困ってしまうだろう。日本を攻撃することが生きがいにさえなっている韓国にとって、慰安婦というカードを失うのはものすごく痛いはずだ。

韓国の真意はよくわからないが、国内の経済がうまくいっていないので、ここらで日本にすり寄っておくか、みたいな思惑があるのかもしれない。羽振りのいいときはものすごく横柄にふるまっていたのに、商売が傾いてくると卑屈な態度になる人はよくいるけれど、韓国も案外そんな感じなのかもしれない。まあ、韓国の真意なんて、日本にとってはどうでもいいことだ。

今回の合意に反対する人たちの中には、いままで散々韓国に裏切られてきたのだから、今回もまた同じ結果になる、という人がいるけれど、それは大した問題ではない。また韓国がゴネだしたら、今度こそ無視すればいいだけのことだ。もしそんなことになったら韓国を支持する国なんていないだろうから、困るのは韓国の方だ。どう転んでも、日本が不利な立場に追い込まれることはない。

ということで、今回の件については全面的に支持したい。よくぞこの条件で韓国の合意を引き出したものだ。もちろん、これで韓国がおとなしくなるとは思わないけれど、一つの節目にはなると思う。あとは、竹島問題をどのように解決していくかだ。竹島の問題さえ解決できれば、その後は韓国についてはいっさい無視してかまわないと思う。



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