15/12/06

Window10にアップグレードしてものすごく後悔した件について

8/30の覚書でWindows10にアップグレードしたと書いたが、それが原因でものすごく困ったことになった。結論から言えば、軽率にアップグレードした自分が悪いということになるのだけれど、どこにもぶつけようのない苛立たしさを感じていて、まだその気分を引きずっている。いろんなベンダーのソフトが一つのOSの下で稼働するパソコンの世界というのは、本当に厄介なものだとつくづく思う。

それは、先週の土曜日のことだった。その日は一日中快晴になるという予報が出ていたので、朝の3時に起きてフリーランスで受けている仕事を始めた。3,500ワードの案件だったので、朝の3時から7時くらいまで作業して、それから外に遊びに出掛け、夕方の4時くらいに戻って3時間くらい作業し、翌日も早起きして2〜3時間くらい作業すれば終わるだろうという見通しを立てていた。

朝食前に、3,500ワードの約半分にあたる1,800ワードを仕上げ、このペースなら予定どおりに終わりそうだと思いながら外出した。予報通り、雲一つない快晴で、晩秋の一日を満喫して家に帰った。さて残りの仕事をやっつけるかとパソコンを開き、ツールを起動したところ、「Fatal error occurred」みたいなメッセージが表示され、ツールが起動してくれない。

何度起動してもダメで、どうやらツールをインストールし直すしかないようだ。外出する前にファイルのバックアップを取っておかなかったので、「しまった、今朝仕事をした分がすべてパーだ」と思い、何とも言えないショックが襲ってくる。まあ、こうなった以上はいくら落ち込んでもしかたないから、急いでツールをインストールして作業を始めるしかない。

実は、それ以前にもツールの挙動が不安定だということは感じていた。ツールを閉じようとすると、そのままフリーズしてしまうことが何度かあったのだ。しかし、作業中は問題なく操作できていたため、あまり不都合を感じることもなく、だましだまし使っていた。Windows10にアップグレードしたせいかなともチラリと考えたが、特に何をするということもなかった。

ということで、ツールを再インストールしたのだが、うまく動いてくれない。インストール自体は問題なくできるのだが、ツールを起動しても訳文の部分が表示されないのだ。条件を変えて何度もインストールしてみるのだが、結果は同じでどうしても訳文が表示されない。これは大変なことになった。このままツールが動いてくれなければ、仕事に穴をあけてしまうことになる。

このマシンはもうダメだと思い、相方が使っているマシンを借りることにした。作業のためには、メインのツールのほかにもいくつかのツールが必要なので、それらのツールをすべてインストールして環境を整えなければならない。それだけでもかなり時間がかかる上に、相方のマシンはWindows8なので、その操作にも慣れておらず、余計に時間がかかる。

Windows8で一番使い辛いと感じたのは、いきなり全画面モードになることだ。頼んでもいないのにいきなり全画面モードになると、操作している方としては驚いてしまう。しかも、全画面モードを解除する方法がわからない。いろんなキーを押してみるのだが、一向に全画面モードが解除されない。頭にきてマシンを再起動してしまった。

しかし、全画面モードになるたびに再起動するわけにもいかないので、解除の方法をググって調べた。どうしてこういう仕様にしているのか、理解に苦しむ。これではまるで、嫌がらせみたいなものだ。Windows8は使い辛いという話は聞いていたけれど、この全画面モード一つ取っても、なるほど使い辛いOSだということがわかる。人のマシンを借りておいてこんなことを言うのもなんだけれど。

とりあえず、Windows8では正常に機能することがわかったので、その日の作業は環境のセットアップまでで終わりにした。しかし、3,500ワード分の作業が丸々残っているわけで、気分的にはかなり焦っている状態だ。なので、次の日は朝の(というか夜中の)2時に起きて速攻で作業を開始した。とてもゆっくり寝ていられるような精神状態ではない。

しかし、昨日作業した分についてはなんとなく頭の中に残っているから、まっさらな状態から作業するよりはずっと早く作業が進んでいく。朝食もとらずに集中して作業したところ、10時くらいには無事に作業が終わった。納品を終えて一息ついたところで、朝昼兼用の食事をとる。メシを食べながら、仕事に穴をあけずにすんでよかったという思いが体中に広がっていく。

しかし、安心してばかりもいられない。どうにかして仕事ができる環境を作らないと、これから仕事を受けられなくなる。ということで、Windows10をWindow7にダウングレードしようと考えた。しかし、調べてみたところ、アップグレードしてから1か月が経過すると、ダウングレードできなくなるらしい。なんてことだ。アップグレードしてからもう3か月も経過しているじゃないか。

ダウングレードできないとなると、マシンの初期化を試してみるしかない。OSのせいではなくて、何かのソフトウェアがツールの起動を邪魔していることも考えられるからだ。早速、近くのコンビニに行ってUSBメモリーを買い、データのバックアップを取る。Windows10には、個人用の設定とデータを残して初期化するというオプションと、すべて初期化するという2つの初期化オプションがある。

まずは、個人用の設定とデータを残して初期化してみる。1〜2時間くらいかかって初期化が終わり、ツールを再インストールする。なんだか祈るような気持ちだ。ドキドキしながらツールを起動すると、やっぱり同じように訳文が表示されない。このときはものすごくショックだった。せっかく初期化までしたのに動かないなんて、神様それはちょっとひどすぎやしませんか。

もしかしたら何かのデータが悪さをしているのかと思い、個人データを含めてすべて初期化してみたのだが、やっぱり結果は同じだ。つまり、このツールはWindows10では動作しないということだ。であれば、やはりWindows7にダウングレードするしかない。たしかリカバリーディスクがあったはずだと思い、パソコンの説明書を開いてみるが、そんなものはない。

最近のパソコンはハードディスクからリカバリーを実行する仕組みになっていて、リカバリーディスクなんてものはとうの昔になくなっているらしい。ならば、どこかに落ちていないかとネットを探してみると、あることはあるのだが有料だ。それに、それをディスクに焼くためのドライブも持っていない。そんなに高いものではないので買ってもいいのだが、それだけのために買うというのもなんだかバカらしい。

どうせ買うならマシン自体を買おうと考えた。マシンが2台あれば、いざというときのバックアップ機として使うこともできるからムダにはならない。もちろん新品を買う余裕なんてないから、買うなら中古だ。調べてみると、3万円も出せば十分にハイスペックなマシンが買える。ということで、現在のマシンと同等のスペックの中古マシンを買った。同じくらいのスペックでないと、使うときにストレスを感じるだろうと思ったからだ。

今回の件については、Windows7でしか動作確認できていないツールをWindows10の環境で無理やり使用した自分が悪いわけだけれど、それにしてももう少しなんとかならないのかと思う。一つのOSでいろんなベンダーのソフトウェアが稼働するのがパソコンの便利なところだけれど、そのオープンさが今回のような事態を生んだりするわけで、ユーザーにとってはちょっと困りものだったりする。



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