14/06/15

芸人の引き際について考えてみる

ワールドカップが開幕したらしく、世界中がサッカーで盛り上がっているらしい。この覚書でも何度か書いているが、自分はサッカーにはあまり興味がなく、サッカーのどこがそんなに面白いのかよくわからない。ただ、せっかくだから日本が活躍するといいな、くらいのことは思う。めずらしく休日の日中に日本戦が放送されるらしいので、せっかくだから前半戦くらいは見ようかと思っている。

さて、そんな世間の盛り上がりとはまったく関係なく、今回はカトちゃんのことについて書いてみたい。カトちゃんとは、言うまでもなくドリフターズの加藤茶のことだ。先週の月曜日、NHKで放送されている「家族に乾杯」という番組のエンディングだけちらりと見たのだが、ゲストとして出演していたカトちゃんの様子が普通ではなかった。

そのときは本当にちらりと見ただけだったが、表情に生気がなくて呂律もまわっておらず、明らかにおかしいと感じるような様子だった。どうにも気になったので、翌日ネットを探して番組の動画を見つけた。この動画を見て、カトちゃんのあまりの衰えぶりに驚いた。正直なところ、テレビに出したらいけないレベルで、放送事故に近い。NHKも、これでよく番組を作ったものだ。

司会の鶴瓶さんもそのあたりのことは感じていたらしく、ロケ先でカトちゃんに対して「返事が遅いですよ」とか「大丈夫ですか」などと何度も尋ねるのだが、カトちゃんは呂律の回らない生返事を返すだけで、まったく会話が広がっていかない。スタジオでのカトちゃんも同じような感じで、自分から話を振ることはなく、ロケのときと同じくぼーっとしている。

歩き方もよぼよぼしていて、71歳という年齢以上に衰えを感じる。なんだか徘徊老人を思わせるような危なっかしい歩き方だ。鶴瓶さんと別れたカトちゃんが一人で訪ねた素人さんのお宅でも、カトちゃんはぼーっとお茶を飲んだりするだけで、逆に素人さんの方が会話を進めているありさまだ。はっきり言って、番組として成立していない。あまりにも痛々しくてまったく笑えない。

カトちゃんには45歳も年下の奥さんがいるが、この人についてはあまり評判がよくないようだ。自分も、カトちゃんがものすごい年下の女性と再婚するということを知ったときには、どうせこの女性は金目当てで結婚するんだろうと思った。何が悲しくて、自分の父親よりも歳が離れているおじいちゃんと結婚しなければならないのか。金以外に何の目的があるのだろう。

普通に見れば十分にきれいな女性だから、イケメンの若い男子や、脂ぎった金持ちの中年など、自分さえその気になれば大抵の男子は落とせるだろう。それをあえて45歳も上のカトちゃんと結婚したということは、つまりはそういうことなのだろうと思わざるを得ない。これだけ歳が離れていれば、相手が亡くなった後の自分の人生について考えないはずがない。

仮にカトちゃんが80歳で亡くなった場合、奥さんはまだ30台半ばだ。まさか、それからの何十年間を、カトちゃんとの楽しかった思い出だけを胸に抱いて生きていこうなんて考えているわけではないだろう。カトちゃんがいなくなった後の自分の人生について、絶対に何かしらの人生設計があるはずだ。つまりは、そういう前提で結婚したということだろう。

まあ、他人である自分がよその夫婦のことについてとやかく言う権利はないけれど、ほとんどの人が自分と同じように考えているはずだ。この奥さんは自分のブログを持っているのだが、これがなんともひどい。いかにも自分に酔っているような自分撮りの写真満載のブログを見ると、愛しているのはカトちゃんではなくて自分自身だろうと思ってしまう。

とにかく、ネット上ではカトちゃんを心配する声があふれていて、この奥さんもそれに気付いたのだろう、つい最近になってこんな書き込みをしている。

加トちゃんの心配してくれてありがとうございます♪\(^o^)/

私も心配で収録後に病院連れていったの!
そしたら風邪だったの。。。

今はかなり元気だよ(^w^)
少し体調悪そうにしてると
すぐ病院連れていってるから大丈夫です\(^o^)/

任せて♪('?'*)

今は二人で仲良くルンルンで元気に過ごしてるよぉ♪
みんな心配してくれて嬉かった♪
ありがとうございます!


これを読んだ瞬間、ダメだこりゃ(by いかりや長介)と思った。いやいや、あれが風邪のわけがない。「収録後」というのが、ロケの収録後なのか、あるいはスタジオでの収録後を指しているのかはわからないが、ロケとスタジオでのカトちゃんの様子に大きな違いはないから、病院に連れていったというのはおそらくウソだろう。ウソをつくにしても、もう少しまともなウソをついてほしいものだ。

そもそも、今回のNHKの番組だけでなく、それ以前からかなり危なっかしい状態になっていたようだ。奥さんは一番近くにいながら、その変化に気付かなかったということだろうか。そんなわけはないだろう。カトちゃんの衰えぶりをそばで見ながら、それでも馬車馬のように働かせていたとしたら、どんな批判をされても反論の余地はない。

もうこうなってしまったら、カトちゃんは潔く表舞台から引退したほうがいい。芸人というのは人を笑わせるのが仕事であって、人に笑われるようになってはおしまいだ。特に、お笑い芸人というのは瞬間的なアドリブが要求されるから、頭の回転が鈍くなったり、呂律が回らなくなってしまっては、お笑い芸人としての存在価値がなくなる。自分たち視聴者としても、そういう衰えた姿を見るのは辛い。

ダウンタウンやウンナンやさまぁ〜ずなど、いまは自分と同年代の芸人が第一線で頑張っているけれど、彼らが衰えた姿は見たくない。同じ世代としてこれからも長く頑張ってほしいとは思うが、衰えを感じたときにはきれいに身を引いてほしいとも思う。芸人というのは、他人から心配されたり同情されたりしたらおしまいなのだから。



今週の覚書一覧へ

TOP