13/10/06

個人サイトのきれいな終わり方について考えてみる


早いもので、このサイトを開設してから13年が経過した。今月で14年目に突入したことになる。個人サイトの平均的な寿命は3年から4年という説があるようなので、このサイトはかなりの長寿であると言ってもいいだろう。週に一回のペースで更新を続け、しかもかなりの長文を書いて更新を続けてきたのだから、けっこう頑張ったと思う。

ただ、これだけ長く続けていると更新のネタが枯れてくるというのも事実で、最近では苦し紛れのネタが増えてきた。こういう苦し紛れのネタだと、読んでいる方もつまらないだろうし、何よりも、書いている本人があまり楽しくない。自分が書きたいものを書いているときは楽しいけれど、無理矢理ひねり出したネタを書くのは、ちょっとした負担になる。

ということで、このサイトもそろそろ潮時かなと思うわけだ。書きたいことは十分に書いたし、そもそもアクセス数がシャレにならないくらいに落ちてきているから、更新のモチベーションも上がらない。だれも読んでくれないサイトの更新に力を注ぐというのは、やっぱり空しいものだ。そんなこんなで、もう潮時かなと思い始めている。

このサイトを開設した2000年当時は、個人サイトを持つことがまだ比較的新鮮な時代だった。開設当初は、けっこういろんな反応をメールや掲示板経由でいただいたりして、嬉しかったものだ。しかし、それからネットを取り巻く環境は大きく変化して、ブログやらツイッターやらフェイスブックやら、個人で情報を発信するためのツールがやたらと増えた。

そうなると、いままではROM専だったネットユーザーが、自分でも情報を発信する側になろうと思い立ち、どんどんとネットに参加するようになる。情報を発信する側になると、それまでに情報を受信するために使ってきた時間がその分だけ減ることになるから、相対的に従来の個人サイトのアクセス数も落ちることになる。

それから、マンネリという要素も大きい。ずっと高いアクセス数を保っている個人サイトだってあるけれど、全体的に見てみれば、寿命が長くなるにつれてアクセス数が減っていくという傾向になるはずだ。テレビ番組だって、いくら最初は面白くても、長く続けていればどうしてもマンネリになって飽きてくる。個人サイトだって同じことだ。長寿になるほど飽きられやすいという問題は、避けて通ることはできない。

それでは、サイトの更新を停止する場合は、どういう方法で停止すればいいのだろうか。圧倒的に多いのが、何の前触れもなく突然更新が止まって、そのまま閉鎖するというパターンだ。これは、サイトの管理者が更新に飽きてしまい、あるいは更新が面倒になって、そのまま放り出したのだろう。気が向いたらまた更新するかもしれないから、とりあえずサイトだけは残しておこうと思っているのかもしれない。

自分としては、このパターンだけは避けたいと思っている。これでは、いままで長い間サイトを訪れてくれた人たちに対して失礼だし、終わり方としてもあまりきれいではない。どうせ終わるなら、更新を停止してサイトを閉鎖することをきちんと伝えてから、きれいに終わりたい。最低限のマナーとして、それくらいのことはすべきだろう。

では、そうして更新を停止すると決めた場合、サイト自体もネット上からすぐに削除した方がいいのだろうか。きれいな終わり方という意味であれば、サイト自体もすぐに削除すべきだろうが、心情的にはやはり躊躇してしまいそうだ。なにしろ、それまでの自分の歴史の一部が詰まっているわけだから、ある意味で自分の存在証明のようなものだ。それを削除してしまうのは、やっぱり惜しい。

とりあえずの妥協策として、「このサイトは○○年○○月に更新を停止しています」みたいな断り書きをトップページのどこかに書いておくのはどうだろう。しばらくはこういう形でネット上に残しておいて、いよいよ踏ん切りがついたところでサイトを完全に削除してしまえばいい。こういう形で放置しておけば、そのうちにサイトに対する未練もなくなるだろう。

ということで、そろそろこのサイトの終わり方を考え始めているところだ。更新停止の時期についてだが、中途半端なタイミングで停止するのはあまりきれいではないので、今年いっぱいでどうだろうかと考えている。ただ、これはあくまでも「考えている」というだけのことであって、来年になったら「やっぱり更新を続けることにしますた」みたいな感じで、ちゃっかり更新を続ける可能性も大いにある。どちらになるかは、そのときの気分次第だ。



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