13/06/30

愛煙家の憂鬱

鳩山さんが中国で、尖閣諸島は日本が盗んだものだと思われてもしかたない、という趣旨の発言をしたらしい。またやってくれたよ、この人は。議員を辞めておとなしくなったかと思っていたのに、いきなりこういうとんでもない発言をするから困る。この人は本当に日本人なのだろうか。本当に日本人だとしたら、相当なバカなんだろう。東大卒なんていう学歴は関係ない。

この人が総理だったときは、沖縄の米軍基地を県外に移設するなどと言い出して、とんでもないことになった。えらく自信ありげに言っているから、何か具体的な腹案でもあるのかと思っていたら、まったくのノープランであることがわかって、このときも本当に頭にきた。せっかく、辺野古移設で地元の了解を得ていたのに、それが台無しになってしまった。

結局、この人は日本のためになることは一つもしていなくて、逆に国益を損なうことばかりしている。本当にこの人のことは嫌いで、テレビにこのバカが映るたびに気分が悪くなる。いっそ、死んでもらいたいとさえ思う。このバカがだれかに刺されたとしても、まったく同情しないだろう。それくらい嫌いだ。きっと、自分のように考えている人は少なくないと思う。

さて、思い切り毒を吐いたところで、今回はタバコをネタにして書いてみたい。自分が住んでいるマンションの掲示板に、「建物内でのマナーについて」というタイトルの貼り紙があって、そこには、バルコニーでの喫煙はやめるようにという趣旨のことが書かれていた。タバコの煙や灰で不快な思いをしている住民がいるからというのがその理由だ。

自分もタバコは吸わないから、タバコの煙にさらされる機会が減るのは嬉しいことだけれど、さすがにここまでは要求しない。きっと、バルコニーでタバコを吸う人というのは、家の中では吸えないから、わざわざバルコニーに出てタバコを吸うのだろう。その機会さえ奪ってしまっては、じゃあどこで吸えばいいんだということになってしまう。

タバコに関しては、ここ20〜30年くらいで大きく環境が変わってしまった。以前は、喫煙者の立場の方がずっと強くて、社内でもみんな平気で自分の席でスパスパと吸っていたし、新幹線でも、禁煙車両は全車両のうち数えるほどしかなかった。飲食店でも、禁煙席なんてなかったし、人混みの中を歩きながらタバコを吸っている人だって、当たり前のようにいた。

それがいまでは、社内の自席でタバコを吸う人なんていないし、新幹線は全車両が禁煙だし、飲食店も喫煙席の方がスペースが広いくらいだし、主要駅の周辺では路上喫煙が禁止されていることろが多いしで、喫煙者と非喫煙者との立場は完全に逆転してしまった。これだけの短期間で、ここまで環境が激変するというのもすごいことだと思う。

タバコを吸わない人からすると、タバコで最も不快なのは、あの独特なにおいだと思う。タバコの副流煙を受動喫煙することによる健康被害というのが、非喫煙者がタバコを非難する場合の常套句になっているけれど、おそらくそれは都合のいい言い訳で、結局は、あのにおいがイヤなのだろう。あのにおいを嗅ぐと、自動的に受動喫煙という都合のいい言い訳が浮かぶのだろう。

さらに、悪びれることもなくタバコを吸っている態度というのも、タバコを吸わない人からすると不快なものに映る。歩きながらタバコを吸って、吸い殻をそのまま投げ捨てたり、飲食店で横に座っている人が、何の断りもなくいきなりタバコを吸ったり、という無神経な態度が、嫌煙家のタバコ嫌いをさらに助長させることになる。

ヒステリックにタバコを攻撃する人たちというのは、副流煙の受動喫煙による健康被害うんぬんよりも、愛煙家の無神経な態度にこそ腹を立てているのだと思う。こういうヒステリックな人たちは、陰でコソコソと申し訳なさそうにタバコを吸っている人については寛容だけれど、無神経な態度でタバコを吸っている人については徹底的に攻撃する。

こういう感情的な要素が入ると、理屈うんぬんよりも、結局は声が大きい人が勝ってしまう。愛煙家は、これからますます肩身の狭い思いをすることになりそうだ。そんな肩身の狭い思いをしながらコソコソと吸うよりも、思い切って禁煙した方がいいかもしれない。自分の周りにも、以前は吸っていたけど禁煙したという人が本当に多くて、いままで吸い続けている人というのは、逆に意志が強い人なのかもしれない。

自分も、以前はタバコを吸っていたが、なんとなく思い立って禁煙した。あれは2005年のことだったから、禁煙して8年ということになる。もちろん、その間は一本も吸っていないし、これからも吸うつもりはない。禁煙が辛いのは最初の数日間だけで、それさえ乗り切ってしまえば、ニコチンに対する欲求はウソのようにきれいに消えてしまう。

正しい禁煙の方法」というタイトルで以前にも書いたことがあるが、禁煙する上で重要なことは、「明日から禁煙しよう」ではなく、「とにかく今日だけは禁煙しよう」という考え方だ。今日さえ禁煙すれば、明日からは吸ってもかまわない。とにかく、今日だけは禁煙すると心に誓う。あとは、この繰り返しで、禁煙の日々を積み重ねていくだけだ。

ということで、世の中の流れは間違いなく禁煙の方向に向かっているから、愛煙家にとっては厳しい環境になってきた。思い切って禁煙するというのが最善の方法だとは思うけれど、なかなか難しい人もいるだろう。元喫煙者の自分としては、そういう人たちがバルコニーで一服するひそやかな楽しみさえ奪ってしまうのは、ちょっとやりすぎだと思ってしまう。



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