13/04/07

創作に関するあれこれ

なんだか最近は、週末になると決まって天候が崩れるパターンが続いているような気がする。自分の中では、桜が咲いてから梅雨入りするまでの時季を「天国に一番近い季節」と勝手に呼んでいるのだけれど、一年で一番気持ちのいいこの季節に天気が悪いというのはすごくもったいなく感じてしまう。来週こそは、思い切りはじけることができますように。

さて、前回の覚書ではエイプリルフールを言い訳にしてウソ話を書いたけれど、そのウソ話について、catchyさんから掲示板でお褒めの言葉をいただいた。どうもありがとうございます。自分の基準では、1人でも反応があれば「好評」で、2人以上から反応が返ってくれば「大好評」ということになる。なので、前回のウソ話は好評だったということで嬉しい。

ということで、今回はちょっと調子に乗って、創作に関して思うところをツラツラと書いてみたい。自分は、子供の頃からお話しを作るのがけっこう好きで、小学生の頃は、学校からの帰り道に、即興でデタラメなお話しを作って友達に聞かせていた。そうしたストーリーをノートに書いたこともあったけれど、まったくまとまっていないまま書き出すものだから、まともに完成したことはなかった。

子供の頃は作家になりたいなんて大それた夢を持っていたが、まともにストーリーを完成させたことなんてなかったから、この夢はいつの間にか自分の中からは消えていた。それでも、文章を書くこと自体は好きで、読書感想文以外の作文などはけっこう楽しんで書いていた。そうは言っても、学校の授業で書かされるだけだから、文章を書くといっても微々たる量だ。

定期的に文章を書くようになったのは、このサイトを開設してからのことだ。定期的に更新するコンテンツの一つとしてこの覚書を始めたわけだけれど、そのおかげで文章を書くことの楽しさに改めて気付いた。文章を書くことの楽しさを具体的に表現するのは難しいけれど、頭の中にあるぼんやりとしたものを、具体的な文字として落とし込んでいくところに楽しさの一端があるような気がする。

そうして覚書を書いていくうちに、子供の頃から何度か書こうとしてはそのたびに挫折していた小説を書きたいと思うようになってきた。そのためには、小説のネタを考えなければならないが、当時はヒマさえあれば散歩をしていた時期があったから、散歩中にネタをあれこれ考えては、頭の中で小説のストーリーを練り上げていた。

このサイトを初期の頃から見てくれている人であれば、雑記帳のページにヘタクソな小説を続けてアップしていた時期があったことを覚えているかもしれない。いまからちょうど10年前のことだ。どれもヘタクソな小説だけれど、「片想い」、「ドーパミン症候群」、「」の3つについては、そこそこ読めるものになっているのではないかと思う。

特に、「ドーパミン症候群」については、掲示板の書き込みだけでなくメールも何通かもらって、「思わず泣きました」なんていう嬉しい感想をいただいた。この作品については、自分としてはまさに空前絶後の大好評だったわけだ。いま読み返してみると、いろいろと手直ししたいところもあるけれど、いい意味での勢いみたいなものは感じる。

それもそのはずで、この作品のアイデアは散歩中にひらめいたもので、それから延々と歩きながらストーリーを頭の中でまとめあげ、帰宅したらそのまま速攻で頭の中のストーリーをパソコンに打ち込んだ。入力し終わると、推敲もそこそこに、作品を書き上げた高揚感に浸りながらサーバーにアップした。実際にかかった時間は、構想に5時間、製作に5時間、推敲に3時間といったところだと思う。

文章を入力しているときは、書き上げたときとは別の高揚感があって、文章を書くことの楽しさを感じながら書いていた。もちろん、展開に詰まって頭を抱えることも何度もあったけれど、早く書き上げたいという気持ちの方が強くて、本当に一気に書いたという感じだった。なにしろ、ラストシーンを書くときには、自分でもストーリーに入り込んでしまって、思わず泣きながら書いたほどだ。

そんな感じで、一時期は小説を書くことに熱中していたのだが、いつの間にか書かなくなってしまった。これは、結婚したことが大きな原因だ。独身であれば、自分の時間はすべて自分の好きなように使うことができたけれど、結婚するとなかなかそういうわけにはいかない。時間があったとしても、いい年をした男子が家の中で一日中パソコンに向かっているというのでは、相方もいい気はしないだろう。

なので、最近では小説を書こうという意欲は薄れているのだが、小説になりそうなネタのストックはいくつかある。「ドーパミン症候群」の続編も、頭の中ではあらかた完成しているので、機会があれば書きたいとは思っている。そのほかにも、3つくらいは頭の中で完成しているストーリーがあるので、いつかはちゃんとした文章にして供養してやりたい。

前回の覚書にしても、以前にストックしておいたネタを使って書いたものだ。貧乏な学生が、ヤクザがバックに付いているわけありの中国人女性と関係してトラブルに巻き込まれるというストーリーを考えたことがあって、結局このストーリーは未完成のままになっているけれど、前回の覚書でそのアイデアの一部を文章にして供養することができた。

桜の木の根元にタイムカプセルを埋めるというのは、今回新しく考えたアイデアで、せっかく桜がきれいに咲いている時季だから、どうにかして桜をからめたいと思ってひねり出したものだ。このストーリーは30分くらいでアイデアがまとまったから、わりと簡単だった。アイデアがすんなりとまとまった場合というのは、たいていの場合、それなりに満足できるものになる。

前回の覚書は、創作というほどのレベルではないけれど、自分の創作意欲にちょっとだけ火がついたような感じだ。いみじくも、catchyさんが「今後も過去の覚書ネタをふくらませた嘘話、期待しています」と書き込んでくれたように、まずはこの作戦で攻めてみようかと思っている。でも、エイプリルフールでもないのにウソ話ばかり書くのもアレなので、そのあたりは適当にね。



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