12/02/19

イスラム教の指導者と色男

いい加減にしてほしいくらい、毎日寒い。例年なら、この時季くらいになると春一番が吹いて、春らしさを感じる暖かい日も増えてくるはずなのに、今年は冬のトンネルが果てしなく続く。昨日なんて、春一番どころか、起きたら雪がうっすらと積もっていたし。ということで、あまりの寒さに覚書のほうもネタ枯れだったりする。

そんな感じでネタ枯れを寒さのせいにしながら、困ったときの単語カード頼みということで、例によって適当に単語カードをめくってみると、今回は「sheik」という単語に当たった。これは、「イスラム教の指導者」という意味の単語だ。ということで、今回のお題は「イスラム教の指導者」ということで書いてみたい。

いや、いきなりイスラム教の指導者というお題で何か書けと言われてもね。まあ、だれに言われているわけでもなく、自分が自分に対して言っているだけなんだけれど、この単語カードからお題を拾ってくるというシステム自体に無理があるような気がしてきた。単語カードからネタを拾うくらいなら、面白そうなニュースを取り上げて何か書くほうがずっと楽だ。

そもそも、いきなり何かお題を振られて書けといわれて、はいわかりましたと答えてスラスラと書けるほど、自分は博学でもなければ、それだけの才能もない。そんな才能があったら、いまごろこんなくだらないことなんて書いていないと思う。まあ、だれかに言われているわけではなく、自分が自分に対して言っているだけなんだけどね。

などと、どうでもいいようなことをグダグダと書いて行数を稼いだところで、本題に入っていこう。イスラム教の指導者と言われて真っ先に思い浮かぶのはホメイニ師だ。というか、真っ先も何も、ホメイニ師しか思い浮かばないんだけどね。最近名前を聞かないなあと思って調べてみたら、とっくの昔に亡くなっていたようだ。そう、自分にはそれくらいの知識しかないのだ。

どうやら、このお題で書くのは、頭の悪い自分には無理なようだ。ごめんなさい、ギブアップです。しかし、この単語には「色男」というもう一つの意味があるのだ。このお題なら、何か書けそうな気がする。またしても強引な展開になってきたが、そんなことにはかまっていられない。こうなったら意地でも書いてやる。

しかし、「色男」という言葉はもう死語に近いような感じだ。日常会話で「色男」なんて言葉を聞くことなんてまずない。「ハンサム」と同じくらい、使うと恥ずかしい言葉になってきた。いまだったら「イケメン」ということになるのだろうが、あまりにも若者言葉すぎて気恥ずかしいというのであれば、「カッコいい」という言葉が一番無難だろうか。「男前」でも、それほど死語という感じはしない。

「色男」という言葉で真っ先に思い浮かぶのは、昔の沢田研二だ。いまは太って見る影もないが、昔は色っぽくてカッコよかった。「色男」という言葉がまさにピッタリという感じだった。また、時代劇に出ていた頃の田村正和も色男だった。いまでもカッコいいとは思うが、昔は本当に美形だった。

しかし、色男という言葉にはちょっとネガティブなイメージもある。まあ、これはモテない男子のひがみかもしれないが、「顔かたちがいいだけで、中身は大したことないんだろ」みたいなイメージだ。そんなことを言っている本人が、顔かたちも中身もさらに大したことないわけだから、これはこれで笑える。

「色男 金と力はなかりけり」という言葉があるが、この言葉は色男に対するイメージをよく表している。ルックスがいいだけの男なんてロクなもんじゃない、女の尻ばかり追いかけて、頭も悪ければ仕事もできない、みたいな感じだろうか。モテない男子のひがみも多分に入っているとは思うが、こうしたイメージがあるのも事実だ。

本当に、色男は頭も悪くて仕事もできないダメなヤツが多いのだろうか。いままで出会ってきた人たちを思い浮かべると、実はそうでもないような気がする。逆に、ルックスがいい男子は頭もよくて仕事もできるというケースが多かったような気さえする。まさに、モテない男子たちからすれば天敵のような存在だが、こうしたうらやましい男子というのは少なからず存在するようだ。

もちろん、外見ばかりで中身はスッカラカンという、まさに、「色男 金と力はなかりけり」そのものという男子も少なくないが、こういうヤツらは会話の内容もバカっぽいから、はなっから相手にしない。男子が男子に対して「色男」という嫉妬心を抱くのは、自分と同等以上の知的レベルにある男子に限ってのことで、自分よりはるかに下のバカに対してそんな嫉妬心を抱くことはない。

「男は見た目じゃなくて中身が大事」というのはそのとおりで、女子に比べれば見た目の問題は比較にならないほど小さい。しかし、やっぱり見た目がいいに越したことはないというのも事実だ。能力としてはまったく同じでも、見た目がいい男子とそうでもない男子とでは、やっぱりカッコいい男子のほうがなにかと得だろう。出世にも影響すると思う。

だから、「色男 金と力はなかりけり」という言葉は、半分は当たっているけれど、半分は間違っているということだ。頭の悪い色男には、たしかに金も権力も集まらないが、頭がよくて仕事のできる色男には金も権力も集まってくる。悲しいかな、ここでも持てる者と持たざる者との二極化が存在するわけだ。

ということで、今回もなんとか1本書くことができた。「イスラム教の指導者と色男」などというわけのわからないタイトルのとおり、中身もまったくまとまりのないものになってしまった。単語カードからネタを拾ってくるという、一見すると画期的なネタ枯れ対策も、実は使えないらしいということがわかってきたが、こうなったら意地でも続けてやろうと思う。




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