12/01/29

英語の語彙数について改めて考えてみる

今週は、先週の覚書で恥ずかしい間違いをしてしまったので、まずはそれを訂正しておきたい。それは、「シューズそのものよりはずっと安いのだけれど、やっぱり夏目漱石が何枚かは必要だ」という箇所だ。そう、改めて言うまでもなく、「夏目漱石」は「野口英世」の誤りだ。お詫びして訂正します。

「夏目漱石」と書いている途中で、なんだか違和感があったのだけれど、面倒だったので確認せずにそのままアップしてしまった。やっぱりこういうことは面倒がらずに、疑問に感じたらいちいち調べるという姿勢が大事だね。というか、夏目漱石から野口英世に代わってもう8年も経っていることに驚いた。どうやら、自分の時間は8年前で止まっているようだ。

さて、いつものようにまったく関係ない前フリをしたところで、今回は、英語の語彙数について改めて書いてみたい。このサイトに長年付き合ってくれている人ならばわかると思うが、自分は「ボキャブラリー原理主義」と表現してもいいくらいに、英語学習に関してはボキャブラリー偏重主義だ。語彙力イコール英語力だとさえ思っている。

だから、自分の語彙数はどれくらいなのかということがどうにも気になって、語彙数を判定するサイトを見つけるたびに自分の語彙数をチェックしている。今回もこんなサイトを見つけたので早速チェックしてみたところ、当然のようにすべての単語がわかってしまい、このサイトでは最高レベルの「24,000語以上」という結果になった。

ただ、この数字の信ぴょう性はきわめて疑わしい。12,000〜18,000語レベルの単語に「adaptable」や「capsule」や「justify」などが出てくるが、このレベルの単語は英検1級レベルのはずなのに、こんなに簡単な単語がいくつも並んでいるのがおかしい。最高レベルの単語にしたって、それほど難しい単語はない。

おそらく、この評価の1つ下のレベルが、実際のレベルだと考えたほうがいいだろう。つまり、「24,000語以上」という結果が出た自分の場合、実際のレベルはそれより1つ下の「18,000〜24,000語レベル」ということだ。これならば、実際に自分が感じている語彙レベルに近い。どんなに甘く評価しても、いまの自分に24,000語を超える語彙が身に付いているとは思えない。

ところで、ネイティブの場合はどれくらいの語彙があるのかというと、教養のある大卒レベルで約40,000語という説があるらしい。ということは、いまの自分の2倍近くの語彙があるということだ。ネイティブ恐るべし。自分なりに頑張ってきたつもりだが、まだネイティブの半分にしか届いていないのかと思うと、絶望的な気分になる。

それはともかく、英単語を暗記するときにいつも思うのは、英語というのはなんて覚えにくい言語なんだろうということだ。日本語だったら、漢字という表意文字を使っているから、ぱっと見ただけで直感的に意味が理解できるのに、表音文字を使う英語の場合、音と文字の両方を覚えないといけないから、とにかく大変だ。

たとえば、医学用語を例にとるとわかりやすい。「肝硬変」なら、ぱっと見ただけで、肝臓が硬く変化する病気なのかな、という見当がつくし、「腎炎」ならば、腎臓に炎症ができる病気なんだろうという見当がつく。しかし、これが英語になると、「cirrhosis」や「nephritis」などというわけのわからない単語になってしまう。

日本語ならば、基礎的な漢字さえ覚えれば、あとは個々の漢字の組み合わせで意味を類推できるが、英語の場合は、とにかく単語をゴリゴリと覚え込んでいくしかないのだ。さすがに、これではイヤになる。そうはいっても、やっぱりゴリゴリと覚え込んでいくしか方法はないから、絶望的な気分になりながらも、やっぱり今日もゴリゴリと暗記するわけだ。

とはいうものの、最近は英単語の暗記作業はサボっている。とりあえず、単語カードを毎日胸ポケットに入れておいて、最低限の復習作業だけはしているのだが、新しい単語にチャレンジしようという気が薄れてきている。自分でもこれはマズイ傾向だと感じているのだが、なんだかやる気がおきないのだ。

これは、普段の読書において、いまの語彙レベルでもそれほど不便を感じないというのが大きな原因だろう。TIMEやNEWSWEEKを読んでも、知らない単語はほとんどないし、簡単なペーパーバックを読んでも、未知の単語はそれほど出てこない。さすがに、古典などを読むとまだまだ知らない単語が山のように出てくるが、いまさら古くさい単語を暗記してもなあ、という気になる。

というわけで、最近はすっかりボキャブラリー習得に対して意欲を失ってきている。それでも、やっぱりネイティブの語彙レベルには追い付きたいという願望はあるから、なんとかしなければと思っているのだが、一度失ったやる気を取り戻すのはなかなか難しい。とりあえずいまは寒いから、暖かくなってから考えることにしよう。




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