11/09/03

紳助騒動について考えてみる

ものすごくいまさら感の漂う話題だが、島田紳助の引退騒動について考えてみようと思う。なんの前フリもなくいきなり引退を発表したときには、少しばかり驚いた。引退の理由が暴力団との交際ということにはさほど驚かなかったが、特に事件を起こしたわけでもないのにいきなり引退というのは、何か裏があるのではないかと勘ぐってしまう。

以前にも女性マネージャーに暴力をふるった事件があったが、このときでさえ引退しなかったのに、今回は暴力団幹部とのメールが見つかっただけで引退なわけだから、どうしても不自然さを感じてしまう。まあ、別に島田紳助のファンというわけではないから、どうでもいいといえばどうでもいいのだけれど、やっぱり気になってしまう。

それにしても、暴力団幹部と交際があるだけでそれほど大騒ぎすることもないだろうと思うのは、自分だけではないと思う。もちろん、それがいいことだとは思わないが、芸能界だって相当にヤクザな世界だから、そうした筋の人たちと付き合いがあっても不思議ではないし、実際に付き合っている人だっていっぱいいると思う。

そもそも、紳助自体がヤクザっぽいから、そうした筋の人と付き合いがあっても「ふーん、そうなんだ」くらいにしか思わない。自分は、島田紳助はあまり好きではない。まあ、はっきり嫌いだといってもいいかもしれない。なんだかガラが悪いし偉そうだし、なにかといえば自慢話ばかりするしで、人間としてあまり魅力を感じない。

そもそも、あの会見にしたって、自己弁護に終始するだけで、あれだけ見ても大した人間ではないことがわかる。なんだか、まったく誠意をいうものを感じないし、何を話しても嘘っぽく聞こえるしで、とても信用できそうな人には見えない。とりあえず、あまり積極的にはお友達になりたくないタイプの人間だ。

だから、紳助の番組はほとんど見ないのだが、たまに見ると、自分の取り巻き連中を相手に楽屋落ちみたいな話ばかりして、少しも笑えない。しかし、取り巻き連中がバカみたいに笑うものだから、自分では相当に面白いことを言っているつもりになって、思い切りドヤ顔になっているのが少しだけ笑える。

紳助くらいに大物になると自分の意見が無理なく通るだろうから、共演者には自分のお気に入りしか出演させないのだろう。共演者たちは番組に出演させてもらっているという恩義を紳助に感じているわけだから、大して面白くない話でもバカみたいに笑うのだろう。こういう番組を見ると、いったい誰のための番組なんだろうと思ってしまう。

結局のところ、島田紳助という人は気の小さい、臆病な人なんだろうと思う。臆病だから、常に自分の周りを取り巻き連中で固めておかないと不安でしかたないのだろう。取り巻き連中さえいれば、自分は偉い人間なんだと思うことができる。まあ、紳助に限らず、芸能界で大物と呼ばれている人には、そういったタイプの人間が多いけれど。

お笑い芸人で自分が一番好きなのは、ウッチャンナンチャンの内村だ。なにしろ、あの偉ぶらないところが素敵だ。番組の中では、若手芸人に対して厳しく突っ込んだりもするけれど、裏では本当にいい人らしい。もう相当に芸歴は長いから、とりあえずお笑い界では大物ということになるのだろうが、そうした雰囲気は少しもない。

また、これだけベテランになると、お笑いの第一線からは退いてバラエティ番組の司会などでお茶を濁す人がほとんどだが、ウッチャンの場合はいまでも自分でネタを作って披露するのも素敵だ。若手と比較されるのが怖くて、この年になると自分で芸を披露するというのはかなり勇気のいることだと思うが、それでもやってしまうのは、本当に芸が好きだということだろう。

ということで、自分の嫌いな紳助が引退したというのは、どちらかといえば嬉しいニュースだったりする。まあ、本人とすれば早いうちに引退したいという希望もあったそうだから、今回はちょうどいいきっかけだったのかもしれない。もう使い切れないくらい稼いだだろうから、あとは自分の好きなことをして生きていけばいいわけだ。なんとも羨ましい人生ではある。



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