11/08/07

新しいパソコンを買った

これまで愛用してきたIBMThinkPadがついにお亡くなりあそばした。去年あたりにパソコンの内蔵時計が狂いはじめていたので、そろそろ寿命が近いのかもしれないと思っていた。なので、電源を入れてもディスクを読みにいかないという状態になったときには、ついに来たかと思い、速攻で必要なファイルのバックアップを取った。

結局、ThinkPadは7年くらい使っていたことになるのだろうか。ノートパソコンとしては、7年というのはおそらく平均的な寿命だろう。このくらいの期間だと、新しいOSも1つや2つはリリースされているから、パソコンの買い替え時期としては妥当だということになる。なんだかメーカーにうまくやられているような気もするが。

ということで、ThinkPadの息がまだあるうちに新しいパソコンを買わなければと思い、急いで「価格.com」を調べてみた。本当は、またThinkPadが欲しかったのだけれど、ノートパソコンの寿命なんてどうせ5〜6年だから、そこそこの機能があれば安いものを買ったほうが得だと思い、なるべく安そうな機種を探した。結局、パソコンなんて消耗品だ。

10万円以下のノートパソコンという条件で検討した結果、東芝のdynabookでよかろうという結論に達した。7万円ちょいという価格でありながら、メモリーは4GBでハードディスクも700GBだから、スペック的には十分だ。なにしろ、いままではメモリーが512MBでハードディスクが20GBしかなかったから、それに比べれば雲泥の差だ。

それにしても、たった5〜6年でこんなにも進化しているとは驚きだ。しかも、価格はそれに反比例してどんどん下がってきているのだから、ますます驚いてしまう。このままいけば、30年後くらいには、ものすごいスペックのパソコンが300円くらいで買える時代が来るんじゃないだろうか。パソコンを牛丼感覚で、みたいな?

ハードディスクの進化に伴って、ソフトの方もどんどんと高度になってきているようだが、自分のようなおじさんには少しばかり辛い。正直なところ、もうついていけない感じだ。何が困るかといえば、OSがバージョンアップされるたびに、インターフェースがガラリと変わるのが困る。そんなにしょっちゅう変えなくてもいいじゃないか、少しは落ち着け、と言いたくなる。

今回も、セットアップでかなり苦労した。なにしろ、「あれ、デスクトップの表示ってどうすればいいんだろう?」とか、「ファイルの検索ってどこから実行すればいんだろう?」という初歩的なところからすでにわからない。こういう基本的なインターフェースはコロコロと変えてほしくはないのだが、メーカーからすれば、基本的なインターフェースだからこそ、変える意味があるということなのだろう。

しかし、自分たちユーザーからしたらいい迷惑だ。いままでのインターフェースで十分便利だったから、これ以上便利にしないでくださいとお願いしたくなる。だいたい、いままでだって膨大な機能のうち、ほんの少ししか使いこなせていなかったのに、これ以上便利な機能を増やされても混乱するだけだ。

さらに困るのが、32bit版と64bit版との互換性だ。これまでXPで使っていた動画ファイルなどを新しいパソコンに移したのだが、どうしても再生できない。どうやら、32bit版と64bit版との互換性の問題で、これまでのファイルは再生できないらしい。いろいろと調べて、あれやこれやインストールしてようやく再生できるようになったが、これだけでも一苦労だ。

メーカーからすれば、どんどんとソフトウェアに付加価値を付けて便利なものにしていかないと生き残れないという事情があるのだろうが、そのせいで古いバージョンのソフトを切り捨てるのはやめてほしい。自分のように、進化のスピードについていけない落ちこぼれユーザーも少なからずいるはずだ。

これからのパソコンユーザーは、自分たち中年世代がメインユーザーになっていくから、そういった年代のユーザーのことも考えたほうがいいと思う。いまはまだかろうじてなんとかなっているが、これから10年もすれば完全においていかれるだろう。しかし、こうした落ちこぼれユーザーも、マーケット的には決して無視できないくらいの勢力を保っているはずだ。

だとすれば、こうした中高年ユーザーにも配慮したソフトウェア開発が必要になってくる。どう考えても、いまのように数年単位で新しいOSをリリースし、そのたびにインターフェースもガラリと変えるというやり方では、中高年ユーザーはついていけなくなるだろう。メーカーが自分で自分の首を絞めるようなものだ。

ただし、ソフトウェアはいまのままでいいと言っているわけではない。どんどんとソフトウェアを進化させていかなければ、新しい技術も開発されないわけだから、当然ソトウェアの進化は必要だ。しかし、そういった最新技術は新し物好きの若い衆に提供してあげればいい話で、脳細胞がどんどんと死滅していく中高年には、別の選択肢を残しておいてほしい。

つまり、最新技術が山盛りのパソコンのほかに、ノスタルジックな機能が満載のパソコンも中高年用に提供してほしいということだ。ソフトはいまのままの機能で十分だから、ハードウェアの進化の恩恵だけを受けたい。

いつも思うことなのだが、現在のハードウェアのスペックで初期のWindowsアプリを動かしたら、ものすごくサクサクと動くのではないだろうか。あまりにもサクサク動きすぎて、起動と同時に終了してしまうくらいにものすごいスピードになるんじゃないだろうか。そんな、超高速の世界を体験してみたい。

ということで、まだセットアップが終わっていないので、これからまたイライラしながらセットアップ作業を続けようと思う。せっかくの週末なのに、セットアップ作業だけですっかりつぶれてしまいそうだ。このやり場のない怒りはどこにぶつければいいのだろうか。こんなところで愚痴ってもしかたないが、本当にイライラする。



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