10/11/14

尖閣問題における民主党の無策ぶりと自民党の的外れな突っ込みについて

ものすごくいまさらな感じだが、尖閣問題における民主党の無策ぶりにあまりにも腹が立っているので、今回はこの問題について書いてみたい。ほかのサイトやブログでも尖閣問題については散々論じられているので、いまさら自分が書いてもしかたないのだけれど、腹に溜まったままにしておくのも身体に悪いので、思い切り無責任に書いてみます。

まずは映像が流出した問題についてだが、流出させた海上保安庁の職員には「グッドジョブ!」と称賛を送りたい。一部の国会議員にだけ公開して、一般市民には見せないというのはおかしい。見たらダメだよと言われればよけいに見たくなるのが人情というものだ。

たとえば、「私の恥ずかしいところを全部見せます!」みたいな怪しいタイトルのビデオがあったら、思わず買ってみたくなるだろう。「でも、よい子のみんなは見ちゃダメだぞ」なんて書いてあったらよけいに見たくなる。こっそり買ってドキドキしながら再生してみたら鼻の穴のアップが映っていた、なんていうリスクを侵してでも見たくなる。

なんだかいきなり話が逸れたが、結局のところ人間という動物は、一度興味を持ったら最後、自分の目で見るまでは納得できない生き物だということだ。今回のように、ここまで連日ニュースで報道されたら、もう実際の映像を見るまで国民は納得しない。これは正に、怪しいタイトルの映像を目の前にぶら下げられた状態だ。

だから、こうした純粋な人間としての欲求に応えてくれたこの職員には称賛を惜しまない。いろいろと考えた末での行動だと思うが、国家公務員という安定した立場でありながら、刑事罰に問われるかもしれないという危険を冒してまで映像を公開してくれた勇気には素直に拍手を送りたい。

この勇気ある職員は、自分と同い年らしい。おお、世の中にはしっかりとした43歳がまだまだいるんだなと思った。というか、自分がいい加減すぎるだけなのだが、同世代にこうした勇気ある人間がいるかと思うと、まだまだ日本も捨てたものではないなという気になる。

しかし、肝心の民主党があまりにも無策なので、この勇気ある職員の行動がまったくの無駄になってしまいそうで怖い。そもそも民主党としては、この映像が流出した時点で知らん顔をしておくべきだったのだ。とりあえず犯人探しをするフリだけして、そのままうやむやにしておくべきだった。

中国に対しては、「国内にも跳ねっ返りがいまして、そうした連中を抑えるのはなかなか難しいんです」などと言っておけばいい。その上で、「あの映像の船長逮捕の部分は公開しませんから、とりあえず表面上だけでも友好ムードを演出しておきましょう」などと裏取引をすることもできたはずだ。

なにしろ、中国の漁船からぶつかってきたという動かぬ証拠を握っている日本のほうが圧倒的に有利な立場にいるのだ。どう考えても、日本が窮地に追い込まれる理由など見つからない。普通に外交交渉をすれば、いくら無法者の中国だってそれなりに対応するだろう。

それなのに、中国の無法ぶりには目をつぶっておいて、思い切り真剣に犯人探しを始めてしまった。この民主党のノーセンスぶりにはあきれるばかりだ。これだけ有利な外交カードを握っていながら、どうしてここまで自国を不利な立場に追い込む必要があるのだろうか。

映像が流出した時点で、一応は犯人探しをするフリをしながら、中国の譲歩を引き出すべく外交努力をすべきだったと思う。とりあえず、肝心の中国人船長逮捕の映像はまだ公開されていないのだ。船体衝突の映像が事実上公開されたいまとなっては、船長逮捕の映像がさらに重要な意味を持つ。

ネット上では、海上保安庁の職員が中国人にモリで突かれて殉職したなどという噂がまことしやかに流れているが、さすがにそれはデマだと思う。そこまでの事件が起きれば、いくら頭の悪い民主党だって黙ってはいないだろう。万が一殉職の事実を隠蔽しているのだとすれば、民主党政権はまさに暗黒政権だ。

おそらく、船長逮捕のときに、向こうがモリで突くような仕草で威嚇したというあたりが真相だろう。しかし、それにしたって、相当に日本国民の怒りを買う映像だということは間違いない。この映像が公開されれば、さすがに無法者の中国政府だって困るだろう。だからこそ、この映像は重要な外交カードになり得る。

対する自民党も、突っ込みどころが間違っている。今回の映像流出事件を受けて、流出した責任を政府に対して追及しているのだからなんともお粗末だ。追求すべきはそこじゃないだろうと言いたい。追求すべきは誰が映像を流出させたかではなく、なぜ民主党がいままで映像を公開しなかったかということだ。

あれほど明白に中国漁船から当たってきた映像を見ておきながら、「コツンと当たっただけ」とのたまった某社民党の某福島みずぽたんみたいな救えないバカもいるが、せめて自民党くらいは正しい政党であってほしい。誰が映像を流出させたかということを問題にしたら、自民党も大バカのみずぽたん率いる社民党と同じレベルになってしまう。

結局のところ、いまの政権のガンは、健忘長官ならぬ官房長官の仙石さんだと思う。なにしろ、仙石さんの出身は旧社会党だ。元を正せば、大バカのみずぽたんと同じということになる。とりあえず、仙石さんにしろみずぽたんにしろ、いまの日本にはまったく必要ない。どうせなら、二人揃っていますぐ引退してほしい。



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