10/11/07

羽田空港に行ってみた

羽田空港に新しく国際線ターミナルが出来たらしいので、早速出かけてみた。これまでに、仕事の出張で国内線に乗ったのが1回、新婚旅行で国際線に乗ったのが1回だけしかないのだが、空港自体は嫌いではない。空港内の近代的な雰囲気と、滑走路だけが長く伸びる広大な空間というのは、結構好きだったりする。

モノレールに揺られて新しい駅に降り立つと、すぐに空港のメインフロアである3階に出る。さすがに新築だけあって、広くて明るくて非常に雰囲気のいいターミナルだ。APEC開催を間近に控えているせいだろうか、警察官の姿がやたらと目に付くが、それ以外は非常に雰囲気がいい。

しかし、想像していたよりずっと狭いということも同時に感じた。本格的な国際空港ということでもっと広いフロアを想像していたのだが、なんだかこじんまりとした感じなのが意外だった。もしかしたら、我が家のリビングより狭いかもしれない。まあ、我が家は超が付くほどの豪邸だから、当然といえば当然だろう。

ターミナルビルの4階は江戸の街をイメージしたレストラン街になっていて、ものすごい人込みでごった返していた。自分と同じように、新しくできたターミナルビルを観光気分で見に来た人たちがほとんどなのだろう。午後の2時過ぎだというのに、どの店も長蛇の列ができている。ゆっくりとソバでもすすろうかと思っていたのだが、とてもそんな雰囲気ではない。

5階は子供だましの店がいくつか入っているが、そのフロアのほとんどを広々とした展望デッキが占めている。このデッキも混雑していて、デッキに置かれたテーブルで弁当を広げて食べている家族連れも目に付く。空港なのにも関わらず、休日の公園と同じような光景が広がっているのが微笑ましい。

せっかくなので、国内線のターミナルビルも見ていこうと思い、国際線を含めた3つのターミナルビルを循環する無料の送迎バスに乗って第1ターミナルビルに行った。このビルは3つのビルの中で一番古いということもあってか、なんだか少しくすんだような雰囲気だ。しかし搭乗ロビーは、国際線のロビーよりもずっと広い。

次に、地下の連絡通路を歩いて第2ターミナルビルに行った。ここは、12年前に仕事で札幌に出張したときに利用したビルだ。生まれて初めて飛行機に乗るということで、ものすごく緊張したことを覚えている。なにしろ、パスポートはどこで作ればいいのか、真顔で先輩に訊いたくらいだ。

さすがにそれは冗談だが、国内線にもビジネスクラスとファーストクラスがあるものと思い込んでいた。これは本当の話だ。30歳を過ぎたいい大人が、しかも東京で10年近く仕事をしているというのに、そんなことすら知らなかったのだ。しかし、いまでは本当に国内線にもファーストクラスが出来たらしい。

それはともかく、第2ターミナルビルは12年前の記憶とは大きく違っていて驚いた。なんだかものすごく広くなった感じがする。それもそのはずで、空港内の資料を読むと、先月に搭乗ロビーのフロアが大きく拡張されたらしい。国際線だけでなく、国内線についても羽田空港はこれからもっと発展していくということだろう。

ということで、今回羽田空港を見学して感じたことは、国際線の搭乗ロビーが思ったよりもずっと狭かったということだ。おそらく、国内線の搭乗ロビーの半分くらいしかないような気がする。何度も自慢するようで気が引けるが、本当に我が家のリビングより狭いくらいだ。

結局のところ、羽田はまだまだ本格的な国際空港と呼べるだけの機能を有していないということだろう。パリやニューヨークへの定期便もあるとはいっても、その中心は近隣のアジア諸国だ。このあたりは、世界各地にくまなく定期便を持つ成田空港にはかなわない。

しかし、東京の都心に国際空港ができたという意義はものすごく大きなものがあると思う。09/10/18の覚書でも書いたが、羽田空港と比較した場合、成田空港は都心へのアクセスという点で大きく劣る。海外からの集客力を強化するためには、羽田空港の機能拡張は必須だと思う。

お互いの弱点を補うためには、羽田空港と成田空港を一体化して利用することが望ましいが、それはなかなか難しいと思う。なにしろ、千葉の山奥と東京の湾岸地区とでは、あまりにも距離が離れすぎている。2つの空港を直線的に結ぶリニアモーターカーでもできれば別だろうが、いまのままでは一体化は難しいと思う。



今週の覚書一覧へ

TOP