10/09/19

あえて押尾学と田代まさしを擁護してみる

まさか小沢さんが総裁選に負けるとは思わなかった。「選挙に強い小沢」という評価も、今回の敗北で自ら否定した形になり、完全に化けの皮がはがれた感じだ。しかし、民主党政権の崩壊を望む自分としては願ってもない展開だ。これで小沢さんが短気を起こして党を割ってくれれば、話は早い。

こんな感じで、今回の覚書では民主党のこれからをさらに予想するつもりでいたのだが、いきなりビッグニュースが2つも入ってきたので、急遽予定を変更してこれらのビッグニュースについて書いてみたい。自分みたいな素人が政治について語るのもどうかと思うしね。

ということで、押尾学と田代まさしについて思うところを書いてみたい。まずはお塩先生についてだが、今回の判決については妥当だと思う。求刑6年ですら軽すぎるという意見が多いことを考えると、2年6ヶ月という判決は受け入れがたいと感じる人は相当数にのぼるだろうが、自分は妥当な量刑だと思う。

今回の裁判では、結局のところ「見殺しにしたのかどうか」という一点が争点になっていたが、お塩先生も主張していたように、決して見殺しにしたわけではないと思う。少なくとも、「別に死んだってかまわないや」と開き直ってやったことではないと思う。お塩先生だって、さすがにそこまで悪人ではないだろう。

今回の裁判は少なからず注目していて、裁判でのお塩先生の証言などもネットでチェックしていたのだが、自分の心情についてはそれなりに正直に証言しているような印象を受けた。さすがに、「すぐいる?」というのは「すぐにオレの身体がほしいか?」という意味だという証言にはかなり無理があるが。

「なぜ、すぐに救急車を呼ばなかったのか」という問いに対して、「自分がクスリを使っていることがバレるのが怖かったからです」というのは、これ以上ないくらいに正直な答えだと思う。女性の容態がいきなりおかしくなって、お塩先生自身もパニックに陥り、気付いたら手遅れになっていたというのが真相だろう。

たしかに、事件の発覚を恐れてマネージャーに罪を押し付けようとするあたりは、言い訳のしようもなく腐った性根の持ち主だとは思うが、心の弱い人間なんてそんなものだと思う。もし自分がお塩先生と同じ立場に追い込まれたとしたら、同じように腐った行動に出ていたかもしれない。

今回の事件で一番重要なことは、お塩先生には悪意はなかっただろうということだ。ちょっと危ないクスリを使って気軽にエッチを楽しもうと考えていただけなのに、いきなり女性の容態が急変し、あたふたしているうちに取り返しのつかないことになってしまったということだろう。たしかに愚かだとは思うが、そこに悪意は存在しなかったと思う。

だからといって、お塩先生の行為が許されるものではないけれど、充分に社会的な制裁も受けていることだし、それほど追い込まなくてもいいような気がする。こう言ってはあれだけれど、相手の女性も自分からクスリを欲しがるような人間だったわけだし、少なからず自業自得という面もあると思う。

相手だって自分から進んでクスリを飲んだわけだし、蘇生措置だってちゃんとやったのに、いきなり保護責任者遺棄致死罪とか言われてもなあ、というところがお塩先生の正直な気持ちだと思う。いままでの言動が言動だけに、世間の人たちはここぞとばかりに叩いているけれど、そこまで責めるようなことなのか、正直なところ疑問だ。

ということで、次は田代まさしを擁護してみたい。いきなりのやつれっぷりには驚いたが、最近胆石の手術を受けて食事制限をしていたらしいから、覚醒剤の乱用のためにやつれたのではないだろう。しかし、覚醒剤容疑で逮捕されてあの姿を見せられると、どうしてもクスリの影響を考えてしまう。

最近は少しずつ仕事も増えて、芸能界復帰も夢ではないところまで来ていたようだが、今回の逮捕ですべて水の泡になってしまった。今回の逮捕については自業自得以外の何物でもないけれど、ここまで落ちぶれるとなんだか哀れで、田代君を叩く気にはなれない。

本人のブログでは、着実に更正していることをアピールし、仕事にも真面目に励んでいるようなことを書いていたらしいが、こんなきれいごとを書いている裏では結局クスリを続けていたのかと憤る人も多いだろう。しかし、本人とすれば、真面目な生活を送りたいという気持ちに嘘はなかったと思う。

結局は、一度覚醒剤に手を出してしまうと、自分の意志だけでは簡単にやめられないということだ。ブログできれいごとを書いている裏で実際にはクスリを続けていた田代君の本当の気持ちを推し量る術はないが、きっと苦しかっただろうと思う。自分だけでなく、周囲の人間も欺かなければいけないというのは、ものすごく苦しいことだと思う。

いろんな人を裏切ることになることがわかっていながら、それでも覚醒剤をやめられなかったというのは、覚醒剤の依存性がいかに強いかということを如実に物語る事実だと思う。覚醒剤犯罪の累犯者に対しては、釈放してそれで終わりではなく、なんらかの効果的な更正プログラムが必要なのではないだろうか。

ということで、お塩先生にしろ田代君にしろ、バカなことをしたものだとは思うが、責める気にはなれない。運が悪ければ自分だって同じような立場に追い込まれるかもしれないし、そのときにお塩先生や田代君みたいにバカなことをしないとも限らない。自分は弱い人間だから、同じように弱い人間を叩く気にはなれない。



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