10/07/25

猛暑日の休日の過ごし方

梅雨明けしてからというもの、毎日イヤになるくらい暑い。35〜36℃なんて、もうすでに体温だ。埼玉や群馬などの内陸部では37℃くらいまで上がっているというから、軽い風邪を引いたときの微熱くらいはあるし、東海地方では39℃を超えたというから、ここまで来るとインフルエンザ並みだ。

こうも暑いと、さすがに外に出たくなくなる。昼休みなどに油断して外に出ると、照りつける陽射しが「暑い」を通り越して「痛い」と感じるくらいだ。なので、せっかくの休日もアウトドアで過ごす時間は極端に減ってきた。多少の暑さならば愛車の流星号で走りたいところだが、この暑さでのサイクリングは危険だ。

世の中の人たちは、こうした猛暑日の休日はどうやって過ごしているのだろうか。食事とか映画とかショッピングとかをして楽しむのだろうか。自分も相方と一緒に食事やショッピングに出かけたりしたいのだが、悲しいことに先立つものがない。貧乏人はおとなしくしているしかないようだ。

だからといって、一日中部屋の中で過ごすというのも自分の性分からして絶対に無理だ。ということで、冷房の効いた図書館で過ごすという選択肢が残ることになる。自分と同じように考える人も少なくないようで、この時期の図書館はいつもより3割増しくらいで混んでいるような気がする。

涼しい図書館で一日読書を楽しむというのも悪くはないが、どうせならもう少し有益な休日にしたいので、図書館の学習室を借りて単語カードを作ることにしている。この単語カード作りという作業は、いつの間にかすっかり自分の趣味の一つとして定着してしまった。

単語カード作りのソースとして、これまではTIMENEWSWEEKなどの英語雑誌を使ってきたのだが、こうした雑誌で使われる語彙というのはある程度限られていて、最近では1ページあたりに未知の単語が1個、あっても2個くらいになってきたので、こうした英語雑誌もそろそろ卒業しなければならない。

ということで、最近はペーパーバックを単語カード作りのソースとして利用している。ペーパーバックといってもその語彙レベルはピンキリで、シドニー・シェルダンのような平易な文章で書かれたものには見向きもせず、少しばかり古い純文学や、俗語が山盛りのミステリー小説などを選んでいる。

19世紀の後半から20世紀の前半に書かれた純文学などはかなりレベルの高い単語が使われているため、単語カード作りのソースとしては格好の素材だ。長編小説でもいいのだが、一人の作家が使う語彙というのはどうしても限られてくるため、いろんな作家の短編小説が収められた作品集が理想的だ。

こうしたペーパーバックを開くと、まさに未知の単語が山盛りで、なんだか宝の山を探し当てたような気分になって嬉しくなる。これは、俗語が山盛りのミステリー小説についても同じで、たとえば麻薬をテーマにした小説を読むと、麻薬関連の俗語がそれこそ山のように出てくるので、これもワクワクする。

こうして午後いっぱいをかけて単語カード作りに精を出すのだが、5時間くらいかけても20〜30くらいの単語を拾い出すのが精一杯で、正直なところ効率的にはよくない。いっそのこと、コンサイス版の辞書を頭から暗記しようかとも思うが、さすがにそれは単なる苦行にしかなりそうもないので、そこまでの勇気はない。

こうして苦労して作り上げた単語カードは、例によって語呂合わせで暗記することになる。いつもなら、外を散歩しながら暗記するのだが、こう暑くなるとさすがに散歩しながら暗記するというワザは使えない。あまりの暑さに、暗記するどころではなくなる。そこで利用するのが、冷房の効いた電車だ。

冷房の効いた快適な電車に乗り込み、おもむろに単語カードを取り出して暗記を始めるのだ。単語を暗記するだけなら、自分の部屋でも図書館の学習室でもかまわないのでは、と考える人もいるだろうが、自分の場合は机に向かってじっくりと暗記するというのはどうにも苦手らしい。

暗記という作業に限れば、なにかしら移動している状態で行ったほうが断然効率が上がる。電車の車内ならば、自分が歩かなくても勝手に窓の景色が変わってくれるので、暗記には理想的な環境だと思う。ただ、不正乗車にならないように「大回り」の経路を考えなければならないのが面倒といえば面倒だ。

ということで、最近は休日になると図書館に通っている。考えてみると、英語の勉強を始めてからというもの、その時間のほとんどを単語の暗記に費やしてきたような気がする。自分の場合、英語の勉強イコール単語の暗記と言っても過言ではない。我ながらよく続くものだと思う。そんな感じで、今日もこれから図書館に出かけます。



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