10/07/04

今度生まれ変わるとしたら

なんだか参院選が熱くなってきているらしいが、県議選や市議選とは違って候補者自身が駅前で演説することはあまりないから、盛り上がっているのかどうか、イマイチわかりにくい。選挙用のポスターを見てそれらしい気分になるくらいだ。その中に、「今度生まれ変わっても日本人に生まれたい」みたいなコピーのポスターがあった。

このコピーを見て、自分の場合はどうだろうと少し考えた。もちろん生まれ変わりなんてこれっぽっちも信じてはいないが、ゲーム感覚でこういうことをあれこれと考えてみるのも面白い。ということで、また日本人に生まれるかどうかよりも、まずは何に生まれ変わりたいかということから考えてみよう。

選択肢としては思い切り幅広い。鳥や魚に生まれ変わることもできるし、野に咲く可憐な一輪の花に生まれ変わることだってできるわけだが、どうせ生まれるならやっぱり人間として生まれたい。人間以外に生まれ変わるとしたら、という条件ならば考え込むが、自由選択であれば当然人間を選ぶ。

その次には、男子か女子かという選択肢がある。せっかくだから今度は女子に生まれたいと思わないこともないが、女子にはいろいろと面倒なことが多そうなので、やっぱり気楽な男子のほうがいいかなと思う。自分はズボラな人間だが、そんな人間が女子に生まれ変わったら最悪だ。

次に、どこの国の人間として生まれたいかという選択肢になる。日本はいい国だし、日本人としての誇りも持っているつもりだが、どうせ生まれ変わるならアメリカ人に生まれたい。なんだかんだ言っても、白人イコール優等人種という認識があるのは事実だ。白人に生まれ変わったら、そのあたりの優越感を味わってみたい。

それに、英語を勉強しなくてもいいというのが大きい。自分は特に何もしなくても、ほかの国の人たちが一生懸命に英語を勉強してくれるのだから、これほど楽なことはない。それで、そういう人たちの話す英語を心の中でバカにしながらコミュニケーションを取っていればいいのだ。なんだか書いていて腹が立ってきた。

ということで、朝からバカみたいな夢想をしてみた。しかし、生まれ変わりなんてナンセンスだと頭から否定するのもつまらないと思っている。自分はオカルトっぽいことはまったく信じていないのだが、科学で解明できないような不思議なことがこの世に存在してもいいんじゃないかと考えるようになってきた。

子供の頃は超能力やUFOや心霊現象といったオカルトが大好きで、頭から信じていた。この無邪気な時代は結構長く続いて、大学生の頃まで純真にオカルトを信じていた。だから、Mr. マリックが登場したときにも、「うおー、すげー、コイツは本物だ」などと頭の悪さ丸出しで驚いていた。

しかし、Mr. マリックのインチキを暴いた本を読んでから、一気にオカルト否定派に変わっていった。それからは、オカルトに否定的な人たちが書いた本をいろいろと読んで知識を付け、マスコミに登場する自称霊能力者や超能力者はすべてインチキだと思うようになった。

こうして現在に至るわけだが、最近になってオカルトっぽいことも少しくらいは存在したほうが面白いんじゃないかと思うようになってきた。死んだらすべて無になると考えるよりも、もしかしたら来生があるのかもしれないと考えたほうが楽しい。考えるだけなら誰にも迷惑はかけないわけだし。

結論としては、今度生まれ変わるならアメリカ人の男子に生まれ変わりたいということだ。のほほんと生活しながら、非ネイティブが話す訛りのきつい英語を鼻で笑い、思い切り見下したような態度でコミュニケーションを取るような嫌な人間になりたい。なんだか書いていて腹が立ってきた。



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