10/06/27

シャツの裾はズボンに入れるか出すか

日本代表チームの予想外の予選リーグ突破により、世の中はワールドカップで盛り上がっているらしい。「予想外の」と書いたが、自分はこの結果は当然だと思っている。なにしろ、日本は今回のワールドカップで優勝すると予想しているからだ。しかし、大久保彦左衛門ではなくて本田宗一郎が活躍するとは予想していなかった。

ということで、ワールドカップの前フリとはまったく関係なく、今回はおやじファッションについて書いてみたい。世間の評価としては、ズボンの裾をシャツに入れる、じゃなくて、シャツの裾をズボンに入れるのは、典型的なおやじファッションらしい。おやじくさいだけならまだしも、オタクっぽいという声すらあるようだ。

何を隠そう、自分は「シャツの裾は絶対にズボンに入れる」派だ。ということで、一言だけ言わせてもらいたい。おやじをなめんなよ! 

シャツの裾を入れるのはいまに始まったことではなく、若い頃からずっとそうしてきただけのことだから、自分としては特におやじくさいと思ったことはないのだが、どうも世間の評価は違うらしい。理由はよくわからないが、とにかくシャツをズボンに入れるのダサいということになっているようだ。そんなにダサいかね? 

そのあたりのことが気になって、道行く人たちのファッションをそれとなく観察してみたのだが、たしかにシャツ入れ派は年齢層の高い男子に多いような気がする。そして、こういう人たちはやっぱり立派なおやじなのだ。若い男子にもシャツ入れ派はいるのだが、やっぱりどことなくアキバ系の香りが漂っているような気がする。

自分が先入観を持って見るせいなのかもしれないが、世間の評価は大きくは間違っていないのかもしれない。だからと言って、いまさら若者ぶってシャツの裾を出そうとは思わない。なんだかだらしなく見えるということと、ベルトのバックルの金具部分が素肌に直接当たるのが嫌いというのがその理由だ。

シャツをズボンから出した場合、少し前かがみになったりするとベルトのバックルがお腹に触れることになるが、素肌に金具が触れるあの感じがどうしても好きになれない。なんだかそれだけでお腹を壊しそうな気になるのは自分だけだろうか。同じ理由で、指輪をするのも好きになれないから嵌めていない。

しかし、道行く人たちを観察して気付いたのは、単純にシャツをズボンに入れているからダサく見えるのではなく、おやじくさく見えてしまう本当の原因は、その体型にあるということだ。メタボなお腹でシャツをズボンに入れると、そのメタボなお腹がさらに強調されてしまうのが一番の理由だと思う。

メタボな人は、おとなしくシャツの裾をズボンから出したほうがいいかもしれない。逆に、メタボとは無縁の人は、積極的にシャツをズボンに入れてもいいと思う。いまは日本人も欧米人並みにお腹周りに貫禄がついている人が増えてきているから、非メタボなおやじはシャツをズボンに入れて、そのスマートさをアピールする絶好のチャンスだ。

自分もメタボとはいまのところ無縁だから、胸を張ってシャツの裾をズボンに入れて歩いている。自慢じゃないが(と言いながら実は思い切り自慢だが)、体脂肪率は11〜12%くらいで、3年前の健康診断で測定した胴囲は67センチだった。ズボンのウエストは73センチだから、ベルトで締めないとずり落ちてしまう。

などと、ひとしきり自慢したところで話をまとめると、シャツの裾をズボンに入れているおやじは実は素敵だということだ。メタボに縁のないスマートなおやじはもちろんのこと、思い切りメタボなのにも関わらずシャツをズボンに入れてメタボを強調するなんて、ものすごく潔くていいと思う。周囲の目なんて気にせず、わが道を進んでほしい。



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