10/05/09

月曜日の憂鬱

今年のゴールデンウィークは長期の休みが取りやすいカレンダーの並びになっていて、明日から久しぶりの出勤だという人もいるのではないだろうか。ただでさえ月曜日の朝は憂鬱なのに、長い連休明けとなればさらに憂鬱になるだろう。なんともご愁傷様です。

自分がちょうど新入社員のころに流行った歌で、志村けんが歌っていたこんな曲を思い出す。「月曜日はうんじゃらげ、火曜日ははんじゃらげ、水曜日はスイスイスイ、木曜日はモーリモリ、金曜日はキンキラキン、土曜日はギンギラギンのギンギラギンのギンギラギンのギン、日曜日はランララララン♪」

この歌をはじめて聴いたときには、週休2日のサラリーマンの心境をなんと見事に表現した曲だろうと感動したものだ。

休み明けの月曜日はダルいし、火曜日もその気分を引きずってイマイチ調子が出ない。水曜日になってようやく調子が出てきて、木曜日にはかなり心も軽くなってくる。金曜日は元気一杯で、土曜日は思い切りはじけて、日曜日はまったりと過ごす。大方のサラリーマンの一週間はだいたいこんなところだろう。

月曜日なんて関係ないね、自分はいつも元気いっぱいさ、という幸せな人もなかにはいるだろうが、ほとんどのサラリーマンは月曜日の朝を憂鬱な気分で迎えているはずだ。その証拠に、自殺をする人が最も多いのは月曜日だというデータもある(参照)。時間帯では、夜中の12時台と、明け方の5〜6時台が最も多くなっている。

つまり、楽しい日曜日を過ごして布団に入ったものの、明日からの仕事のことを考えて憂鬱になって死を選ぶパターンと、月曜日の明け方になって、これから始まる一週間に絶望して死を選ぶパターンが最も多いということだ。この気持ち、ものすごくよく理解できる。

自分もシステムエンジニアのころは、仕事が嫌で嫌でしかたがなかった。だから月曜日の朝はいつも憂鬱で、地下鉄のエスカレーターに乗りながら、このままこのエスカレーターが天国までずっと続いてくれればいいのに、なんてことをぼんやりと考えたこともあった。

この月曜日の憂鬱はどうすれば解決できるのだろうか。自分もいろいろと考えたことがあるのだが、まずは憂鬱の原因をはっきりと特定することが重要だ。仕事で感じる憂鬱には大きく分けて二つあって、一つは仕事内容そのものがつまらない、または自分に向いていないこと、もう一つは仕事上での人間関係が悪いことだと思う。

仕事がつまらない、または自分に向いていないと感じていても、周囲の人間関係に恵まれている場合はなんとか我慢できる。その逆に人間関係が多少険悪な職場でも、自分の好きな仕事ならばこれもなんとかなる。最悪なのは、自分の嫌いな仕事でなおかつ人間関係も悪いという場合だ。

この場合は、年齢が若ければという条件付きになるが、思い切って転職したほうがいい。その際は、職場の人間関係よりも仕事内容を優先すべきだ。嫌な人間というのはどの職場でも一人や二人は必ずいるものだし、現在はいないとしても、いつそういった人間が入社してこないとも限らない。

つまり、職場の人間関係を自分でなんとかすることはできないが、仕事内容は自分で選べるわけだから、転職の際は絶対に仕事内容を優先すべきなのだ。では、年齢的に転職が難しい人はどうすればいいだろうか。これはもう、ご愁傷様ですというほかない。

理想としては、一週間のストレスを週末にすべて発散して一度リセットし、ストレスのない状態で新しい一週間を始めるというパターンだろう。しかし、こんな器用なことができる人なんてほとんどいないだろう。5日間に溜まったストレスをたった2日で解消するのは無理だと思う。だって、人間だもの(by みつを)。

現実的な解決策としては、絶対的な拠りどころとなる何かを自分の中に持つことだ。別になんだってかまわない。すべてを忘れて没頭できる趣味でもいいし、自分が愛する家族でもいいし、他人に迷惑さえかけなければ宗教だっていいと思う。とにかく、周囲がどんなに大荒れになろうとも、絶対に流されることのない一本の杭を自分の心の中に打つことだ。

別に、死ぬまで憂鬱な月曜日が続くわけではない。「月曜日はうんじゃらげ、火曜日ははんじゃらげ」なんて歌って一週間をやり過ごしていけば、すぐに一ヶ月くらいは経ってしまうし、その繰り返しで一年なんてすぐに過ぎていくし、その繰り返しであっという間に定年がやってくる。そんなことを自分に言い聞かせながら過ごす今日この頃です。



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