10/03/21

時速60キロの世界

今回から覚書のページレイアウトを少しだけ変えてみた。かなり以前から、同じページ内にダラダラと書いていくのは芸がないと思っていて、いつかはレイアウトを変えたいと考えていた。1回の覚書を1ファイルとして独立させ、各ファイルにタイトルを付ければ、後から読み返すときに便利だと思ったのだ。

しかし、いざ変えるとなると面倒で、なかなか手をつけることができずにいた。過去の覚書まで整理するとなると、膨大な量になる。正確な数まではわからないが、これまでに500回分くらいは書いているだろう。さすがにこれらのすべてを整理するのは無理なので、とりあえず今年の分だけ整理することにした。

読むほうとしては余分なクリック操作が1回増えてしまうことになるが、タイトルだけ見て興味のないものは読まずにスルーできるというメリットもあるので、これまでと同様にこの覚書を可愛がってやってください。

ということで、昨日はものすごい強風だったが、快晴の空と暖かい空気に誘われて、つい流星号にまたがってしまった。木更津方面に向けて走ったのだが、南西からの風ということで、往路は強風を真正面から受けながら走ることになった。想像以上の強風で、なかなか前に進まない。

木更津から富津岬に抜ける道では海からの風がまともに吹き付けてきて、前に進まないどころか、ペダルをこぐ脚を止めると逆にバックしてしまいそうな勢いだ。やっとの思いで富津岬にたどりつくと、その後の復路は極楽タイムだ。風速10メートルを超える強風を背中に背負って走るわけだから、ペダルをこがなくても前に進む。

実は、この復路を楽しみたかったために、わざわざ苦労して強風の中を走ってきたのだ。木更津と富津岬をつなぐ道路は路側帯が広く取ってあり、自転車にとっては走りやすい。多少のスピードを出しても安全で、この道を走るときにはいつも思い切りペダルを踏み込む。

昨日も、強烈な追い風に背中を押されながら思い切りペダルを踏み込んでみた。一番重いギヤに変速してガシガシとペダルを回すと、スピードメーターの数字も面白いように上がっていく。これ以上は無理だというところまでペダルを回してスピードメーターを確認すると、58.8キロという数字が表示されていた。

60キロを突破することはできなかったが、自分にとっての平地での最高記録だ。思い切り追い風参考記録ではあるけれど、60キロに近いスピードが出せたというのはちょっとだけ嬉しい。流星号は、フロント3枚×リア8枚という初心者向けのギア構成になっているが、これが標準的な2×10枚の構成だったら、60キロオーバーも可能だと思う。

時速60キロの世界というのはかなりのスピード感で、まさにビュンビュン走っているという感覚だ。信号1つ分くらいの短い距離ならば、大型トラックにだって勝てる。人力以外の動力を一切使わずにここまでのスピードが出せるロードバイクは、いまさらながらにすごい乗り物だと思う。

しかし、自転車競技のプロになると、平地で70キロを超えるくらいのスピードが出るというから、まさに化け物だ。自分の場合、無風状態の平地で思い切りペダルを踏んだら、最高スピードは50キロには届かないと思う。自分の貧脚と流星号の低スペックでは、40キロ台後半がせいぜいだろう。

ロードバイクの基本的なスピードは、自分の場合は20キロだ。このくらいのスピードだと、風を切る爽快感もそこそこあって呼吸も楽だ。これが30キロになると、かなりスピード感が上がってくる。道路が広くて軽い追い風のときなどは、これくらいの速度で走ることが多い。

40キロになると、かなり呼吸が苦しくなってくる。信号が変わりそうになって慌ててペダルを踏み込む場合などにこのくらいのスピードになることがあるが、時速40キロのペースを保って走り続けるというのはかなり大変だ。少なくとも自分のような貧脚では、時速40キロでの巡航なんて夢の世界だ。

50キロを超えると、もう自転車という乗り物ではなくなる。クルマで50キロを出しても何も感じないが、外気に直接触れながら走る自転車の場合、そのスピード感はクルマとはまったくの別物だ。人力だけでここまでスピードが出るのかと思うと、なんだか少しだけ感動する。

60キロ以上は未知の世界だ。きっと素晴らしい世界が広がっているのだとは思うが、流星号でこのスピードを出すのは難しいだろう。だったら、自分の脚を鍛えればとも思うが、この歳になってそんなキツイことはしたくない。ということで、もう少しだけスペックの高いバイクが欲しいなと思う今日この頃。



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