10/01/31

実はスゴかったマイケル・ジャクソン

激しくいまさらな話題だが、マイケル・ジャクソンは凄いと改めて思う。いや、ものすごくいまさらな話題だということは充分に理解しているが、なんだかこうして改めて書いておかなければいけないような気がしているのだ。それというのも、映画「This is it」(これがそれです)を観て感動してまったからだ。

自分は、特に生前のマイケルが好きだったということはない。もちろん、「スリラー」や「バッド」などの大ヒットしたアルバムはそれなりに聴いていたが、だからといってマイケルのファンだということはなかった。どんどん肌が白くなって、どんどん鼻と顎がとがっていく変な人だな、くらいにしか思っていなかった。

そんな感じだから、去年マイケルが死んだときにも、「いかにもマイケルらしい死に方だな」と思ったくらいで、特にショックだとか悲しいといった感情は湧いてこなかった。ただ、「This is it」という映画がなにやらすごいらしいという評判をネット上で見るうちに、自分もちょっと観てみたいという気になってきた。

一人で映画に行くのも寂しいので相方を誘ったのだが、どうやらあまりマイケルには興味がなさそうだったので、一人寂しく映画館に出かけた。一人で映画を観るのは、学生時代に中野ひかり座で3本立てのポルノ映画をドキドキしながら観たとき以来だろうか。そんな話はどうでもいいか。

最初はあまり期待していなかったのだが、実際に映画館の大きなスクリーンと大音響で観るマイケルは激しくカッコよかった。とにかく、ダンスがカッコいい。50歳というのが信じられないくらいに踊りがキレている。自分もいまから練習すれば、ムーンウォークの真似事くらいはできるようになるだろうか。

さらに、歌もものすごく上手いということにいまさらながら気付いた。あれだけ激しく踊りながら歌えるということも驚きだが、どんな状況でも一瞬で正確な音を取れるというのもすごいと思った。あれだけの大音響で踊りながら歌うとなれば、歌い出しや間奏明けのところで微妙に音がずれそうなものだが、そういったことが一切ない。

これだけのダンス力や歌唱力を持っているだけでもすごいと思うが、自ら曲も作ってしまうというのがさらにすごい。ダンスだけ、歌だけ、作曲だけという個々の能力だけを取り出してみれば、マイケルよりも優れている人だっているだろうが、これらのすべてを兼ね備えている人はまずいないだろう。

ということで、現在の音楽界において、マイケル・ジャクソンこそが最も神に近い存在だと思う。いまこそ改めて、マイケル・ジャクソンを「King of Pop」として認定したい。ド素人の自分に認定されても嬉しくないだろうが、ド素人の自分でもわかるくらいにすごいということだ。

それにしても、以前の覚書でも書いたことだが、音楽人としてのマイケルの死に方としてはこれ以外にないというくらいマイケルらしい死に方だったと改めて感じる。こんなに音楽の才能に恵まれた人間が、よぼよぼでしわくちゃの好々爺になった姿はどうしても想像できない。この死に方でよかったんだろうと思う。

ということで、いまさらながらにすっかりマイケル・ジャクソンに目覚めた感じだ。この前は、生協の注文カタログで「This is it」(これがそれです)のDVDがあるのを見つけて、思わず注文してしまった。DVDが届いたら、改めてマイケルの世界にどっぷりとはまってみたい。ついでに、ムーンウォークも練習しちゃっていいですか。



今週の覚書一覧へ

TOP