10/01/17

センター試験の英語にリスニングは必要か

今週は日本全国でセンター試験が大流行しているらしい。受験生にとっては寒いときに大変だが、センター試験は冬の風物詩とでも言えそうだ。でもって、また今年も英語のリスニング試験でICプレーヤーのトラブルが続出したらしい。このトラブルももはや冬の風物詩と言えるかもしれない。

以前から思っていたことなのだが、そもそもリスニング試験でICプレーヤーなんて必要なのだろうか。なぜ、一斉に放送で流したりせず、わざわざ高い金をかけて受験生全員にICプレーヤーを配る必要があるのだろうか。しかも、このICプレーヤーは持ち帰りもオッケーということで、要は使い捨てらしい。ますます金がかかると思うのだが。

受験者は何十万人もいるわけだから、どんなに事前にチェックをしたところで、何人かは必ずトラブルが発生するだろう。もしかしたら、リスニング試験の出来が悪かったことをICプレーヤーのせいにして、試験を受けなおそうと考える受験生だっているかもしれない。

ナレーションを一斉に放送で流すようにすれば、こうしたトラブルはすべて解決すると思うのだが、どうしてそうしないのだろうか。ICプレーヤーの提供元はソニーらしいが、センター試験とソニーとの間に金銭に関する密約でもあるのだろうか。頭の悪い自分にはさっぱりわからない。

さらに考えると、はたしてセンター試験にリスニングなど必要なのだろうか。英検やTOEICとは違い、センター試験は実用性を問う試験ではないから、わざわざ面倒な手間をかけてリスニング試験を行う必要はないと思う。昔ながらに、あまり役に立たない文法問題や無駄に高度な長文問題などを出題しておけばいいと思う。

そもそも、学校で習う教科に実用性などない。自分の場合を考えてみても、中学や高校で習った科目で現在役に立っていることなどほとんどない。古文や漢文なんて読む機会すらないし、あれだけ苦労して覚えた化学式だって何の役にも立っていない。三角関数やベクトルなどもまったく頭に残っていないが、日常生活にはなんら支障がない。

こうして改めて考えてみるまでもなく、学校で習う教科には実用性などほとんどない。では、なぜあんなに小難しいことを勉強しなければならないのだろうか。結局のところ、あまり興味の持てない小難しいことを教えることによって、生徒たちの学習能力をランク付けすることが目的だと思う。

これが、野球やサッカーの歴史についてだとか、ゲームやアイドルなどのオタク心をくすぐるような科目だったらまずい。こうした偏ったテーマの場合、ものすごく特異な能力を発揮する人間がいるからだ。そうではなく、古文や漢文、地理や歴史、化学や物理といった小難しいテーマを選択することにより、生徒間のハンデをなくすことができる。

つまり、こうしたほとんど役に立たない小難しいことをわざわざ学校で教える理由は、生徒たちの学習能力を見極めて選別するための手段にすぎないということだ。この選別に残った生徒は、そのまま自分の頭脳を活かした仕事を探せばいいし、選別に漏れた生徒は、頭を使うこと以外に自分の適性を見つける必要がある。

こうしたことを生徒たちに気付かせるために学校は存在するのだろうと、いまさらながらに思う。もちろん、こうした考え方はかなり偏っているとは思うが、なにがしかの真理は含まれているような気がする。難しいことをわかりやすく書くのは苦手なので、強引に結論をまとめると、リスニング試験にICプレーヤーなんて使うなよということだ。

TOEICのページを新しく追加しました。よかったら読んでください。




今週の覚書一覧へ

TOP