SAUL BELLOW 




  ノーベル賞を受賞したアメリカの作家。
1915年にカナダのケベック州で生まれた作者は、1924年に家族とともにアメリカのシカゴに移住する。ノースウェスタン大学で人類学と社会学を学び、卒業後はミネソタ大学やシカゴ大学などで文化史を教える。1941年にアメリカ国政を取得し、第二次世界大戦にはアメリカの商船隊員として従軍する。1944年に処女作の「Dangling Man」を発表し、その後も大学で教鞭をとりながら作品を発表し続け、1976年にピューリッツアー章とノーベル文学賞を受賞する。受賞後も作家と大学教授として精力的に活動するが、2005年に89才で亡くなる。
  ノーベル賞作家ということで、作者の書く文章はかなり難しい。観念的な作品が多く、派手なストーリー展開があるわけでもなさそうなので、そうした小説に慣れていない人にとっては苦痛に感じるかもしれない。




THE ACTUAL  15/04/05 更新

 読み易さ 
 面白さ   

骨董商として富を築いたハリーは、数十年ぶりに初恋の女性エイミーと再会する。エイミーは、ハリーの親友であるジェイと結婚するが、エイミーの浮気が原因で離婚していた。その後ジェイはなくなり、ひょんなことから、エイミーの母親の隣に埋葬されてしまう。エイミーはジェイの墓を移動するため、その作業に立ち会う。そこへハリーが現れ、これまでのエイミーに対する思いを打ち明ける。

  何が面白いのかさっぱりわからなかった。これは、作者が82歳のときに書いた作品らしい。80歳を超えてなお恋愛小説を書くというエネルギーは素晴らしいと思うが、つまらないものはつまらない。ノーベル賞作家ということで、わざとつまらない小説を書いているのかと思うくらいにつまらない。



DANGLING MAN  15/03/08 更新

 読み易さ 
 面白さ   

28才のジョセフは、第二次世界大戦のアメリカ陸軍の徴兵に志願するが、国籍の問題があり、なかなか手続きが進まない。仕事もせずに宙ぶらりんの状態に置かれ、いら立ちを募らせるジョセフは、行く先々でトラブルを起こす。

  主人公であるジョセフの日記形式で物語が進んでいくのだが、特に一貫したストーリーがあるわけではなく、とりとめもない日記の羅列なので、読んでいて少しも面白くない。文章も内容も難しいので、読んでいてかなりのストレスを感じた。ただ、ジョセフが13才の姪っ子とケンカをして、本気で腹を立てているところだけは面白かった。いくら「乞食」とののしられても、女の子相手に手をあげたらダメだろう。それ以外は、特にこれといった感想はない。


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