ということで、人生初の海外旅行を無事に終えることができた。

もちろん言うまでもなく、すべては相方のおかげである。結婚式の準備と重なって大変だったと思うが、文句ひとつ言わずに旅行の準備を進めてくれた相方には感謝しきりである。まったくもって頭が上がらない。ここで改めてお礼を言わせていただきたい。ありがとう、相方。


てな感じで、さりげなく好感度アップを図ったところで、今回の旅行について簡単に振り返ってみたい。


良かった点

・思っていた以上に、天候に恵まれた。
・思っていた以上に、景色が美しかった。
・思っていた以上に、ワインが美味かった。


悪かった点

・思っていた以上に、ホテルの設備が貧弱だった。
・思っていた以上に、ホテルマンやウェイターや駅員の態度が横柄だった。
・思っていた以上に、物価が高かった。


良かった点、悪かった点から振り返ってみると、大体こんなところか。項目数としては3対3のイーブンだが、実際には7対3くらいの割合で「良かった」方に軍配が上がるのである。やはり、旅行中ずっと快晴が続いたということが大きい。日本のジメジメした暑さと違い、湿度の低いカラッとした暑さなので、とにかく朝晩は気持ちが良かった。

旅行が楽しいものになるか否かは、8割以上が旅行中の天候に左右されると思っている自分にとって、今回のフランスの天候は、これ以上望めないくらいに素晴らしいものだった。天候さえ良ければ、ホテルの設備が貧弱だろうが、駅員の態度が横柄だろうが、物価が
高かろうが、大した問題ではない。

いくらホテルの設備が充実していようが、駅員が親切だろうが、物価が安かろうが、旅行中ずっと天気が悪かったら、その旅行は台無しであることは言うまでもないだろう。

ここで断言しておこう、旅行にとって一番重要な要素は天候である、と。


いや、ちょっと待て。そう言い切るためには、もう一つ忘れてはいけない要素がある。それは、

ツアー旅行ではないこと

である。

本文で何度も書いた通り、自分はとにかく集団行動ができない人間である。メンバーがひとつに固まって粛々と行動するということに、たまらなく嫌悪を感じてしまう人間なのだ。食事にしろ、サービスにしろ、生活様式にしろ、日本が一番だと信じて疑わない自分だが、「団体行動」という、いかにも日本人的な行動様式だけには、いまだに馴染むことができない。いい年をした大人が、ゾロゾロと固まって行動するさまは、まさに「金魚のフン」だ。


さて、南仏の素晴らしい天候&景色と、極めて煩わしい「団体行動」とを考え合わせてみた場合、はたして今回の旅行は「プラス」だったのか、それとも「マイナス」だったのか。


うーん、この答えを出すのは極めて難しい。

「もう一度フランスに行きたいですか?」と問われれば、間違いなく「イエス」と答える。それだけの魅力がフランスにはあったからだ。

しかし、「ツアーでもいいですか?」と問われたならば、速攻で「ノー」と答える。高い金を出してまで、窮屈な思いをしたくないからだ。

とは言いながら、ツアー旅行だからこそ、安い費用で旅行ができるのである。それくらいは自分にだって理解できる。理解はできるが、やはり嫌なものは嫌なのだ。しかし、安く(かつそれなりに快適に)海外に行くためには、どうしてもツアー旅行は避けられない。ちょっとしたジレンマだ。

うーん、困った。


結論としては、「ツアー旅行には参加したくないけど、格安のチケットが手に入ったら、ツアーを離れて個人で行ってみたい」ってことだ。


5万円くらいで往復できる航空券が手に入って、小奇麗なホテルが確保できる旅行であれば、また行ってみたい。って言うか、是非とも行きたい。いや、そんなに都合のいい旅行なんて絶対にできないことはわかってます。でもね、やっぱりそういう贅沢な夢を見るのが人間なんです。


いつかはまた行きたいなあ、おフランス。




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