英語で見る夢 




夢は潜在意識の現れ、とは良く聞く言葉ですが、自分の場合も納得出来る部分が多くあります。自分は単純な人間なので、「これが欲しい!」という願望がそのまま夢に出て来ます。「潜在意識」というよりは「顕在意識」でしょうか。

大学生の頃、周りは皆運転免許を持っていたのに、自分はお金が無くて教習所に通うことが出来ず、深夜の道路工事のバイトで貯めたお金で、大学4年の春休みに合宿教習でようやく念願の運転免許を手にしたのですが、それまでは、車を運転する夢をしょっちゅう見ていました。
免許を取ってからは、当然自分の車が欲しいと思うようになりましたが、新入社員の薄給では車を買うなんてそれこそ夢だったので、この頃は自分のお金で車を買って運転する夢を良く見ていました。

もちろんこれらの夢は、実現した時点からぱったりと見なくなりましたが、いまだに必ず見る夢もあります。

大学に合格したのに、今一つ満足出来ず、大学を退学して希望の大学合格を目指して勉強を始めるのですが、日本史の教科書を前にして、殆どきれいに忘れてしまっているのに気付き呆然とする、という夢や、英検準1級を受験して今度は合格したと自信満々だった結果が不合格で、英語の苦手な友人が合格してしまい、悔しい思いをする、なんていう夢はいまだに見ます。
普段生活している時には全く意識することすらないのですが、やっぱり心のどこかに引っかかっているんですね、これが。
あと、学生時代につまらないことが原因で喧嘩をしてしまい、卒業後それきりになってしまった友人のことも、いまだに夢に出て来ます。
元気にしてるか、和弘?風邪なんて引いてないか?お金は足りてるか?正月には帰ってこいよ。

こういった夢は、素人でも簡単に説明のつく夢なので解り易いのですが、中には、「なんでこんな夢を?」なんていう夢も良く見ます。
例えば、中学校の同級生が唐突に夢に出て来る場合なんかです。その夢を見て初めて、「ああ、そう言えばそんな奴もいたなあ」なんて思うくらいに印象の薄い人間が夢に出て来ることって、結構ありますよね?あれって何なんだろう?っていつも思います。一体彼(彼女)の見る夢に、一度でも自分は登場したことがあるんだろうか?なんてことも思ってしまいます。
自分の夢にだけその人間が出て来るなんて、なんだか片思いみたいでくやしいなあ、なんて考えるのは自分だけですか?

さて、本題。
貴方は英語で夢を見たことがありますか?

普段の生活で英語を話しているという人からはきっと、「YES!」という返事が返ってくると思いますが、自分のようにそうでない人からは、「そう言われると、無いかも」という返事が返ってくるでしょう。斯く言う自分の答えは「うーん、ごくたまあにね」です。

初めて英語の夢を見たのは、ボキャブラリー学習で頭の中が英単語で溢れそうになっていた頃です。
久しぶりに実家に帰った自分が見たのは、流暢に英語を操る両親と兄でした。
「ええ?何で皆英語喋ってるんだよ、どうなってるんだ、この家は?」
なんて思っていると、妹が近づいて来て、
「May I borrow your book?」
なんて自分が手にしていた英語の参考書を指差して聞いてくるじゃないの!しかも流暢に!
「おいおい、試験前にいつも英語を教えてきたのはお兄ちゃんだぞ、いつの間にそんなに英語が出来るようになったんだよ?」
などと思いながらも(本当に夢の中でこんなこと思ったのか?嘘は良くないぞ)、取り敢えず答えましたね。
「Sure.」

この夢の印象は結構強烈でした。今でも良く覚えています。
それからは、1年に1〜2回くらいの割合で英語の夢を見ています。

一番最近に見た英語の夢はこんな感じでした。

何かの英語スクールの教室だったのか、金髪の中年女性教師が「TIME」を教材にした講義を開いていました。
その講義に参加している自分は、アメリカの政治制度について質問され、うまく答えることが出来なかったのですが、それを聞いた金髪の教師は、「何故こんなことも解らないの、やる気はあるの?」なんて、かなりお冠のご様子。その態度にちょっと「カチン」ときた自分は、
「じゃあ、あなたは日本の政治制度についてどの位知っていますか?」
と尋ねたところ、あまり知らない、という返事。
「何故日本に住んでいながら、日本の政治制度も知らないのですか?自分のことを棚に上げて、アメリカの政治制度を押し付けるのはおかしいでしょう?」
などということを、一気にまくし立てました。
いやあ、今考えても自分に「花マル」をあげたい気分です。ちゃんと文章で喋ってたし。偉いぞ、自分!

最初は「Sure.」で始まったのが、今では日米の政治制度にまで言及出来る位の英語能力を身に付けるところまで来ることが出来たというのは、本当に驚きです。

いや、もちろん嘘ですよ、そんなことこれっぽっちも思ってませんって。




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